小さな幸福を生み出す
集団であれ。

きものは、花。
きものは、街を照らすあかり。
ふと聴こえる音楽であり、空気を新たにする風。
誰かの胸をときめかせ、背筋を伸ばし、
ここではないどこかへと連れて行ってくれる。
きものには、そんな力がある。私たちは、そのことをよく知っています。
きものに惹かれ、きものと人々とをつなぎ、その使命によろこびを抱き、
私たち「やまと」の今日があります。
今年の春、卒業式や入学式が、
各地で規模の縮小や中止に追い込まれました。
また現在、夏祭りや花火大会を取りやめる知らせが、
あちこちから聞こえてきます。
2020年。世界の風景は、すっかり変わってしまった。
そしてこの現状がいつ解消されるのか、いまはまだ誰にもわからない。
きものをつくり、きものを売る私たちやまとは
この現実を大きく変えるような発明品はつくれません。
けれど、私たちにしか守れないことがある。
きものに触れる楽しさと、きものをまとう人によって広がる風景とが、
これからもあたりまえに存在するために、
今まで以上に努力し、奮闘すること。
美しさに向き合い、美しさを考え、美しさに汗をかく。
それが、私たちの仕事なのだから。
産地で励む職人、お客様と関わる店舗スタッフやそれを支えるスタッフ。
やまとに関わるすべての人間が、
その誇りにあらためていま、向き合っています。
きものが、誰かにささやかな魔法をかける、その日のために。
私たちの経験や知恵、いくつもの気づき、そのすべてをこめて、
これからの世界を、この時代を、精一杯歩いていこうと思うのです。

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