<株式会社やまと>
渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校「かるた部」で袴の着付レッスンを行いました。
<株式会社やまと>
渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校「かるた部」で
袴の着付レッスンを行いました。<株式会社やまと>
渋谷教育学園 幕張中学校・高等学校「かるた部」で袴の着付レッスンを
行いました。
株式会社やまとは「誰でも気軽に きもの や 日本の文化を体験・体感できる場所。」として、こども・地域社会・サステナブルをテーマに、様々なかたちで前向きな未来をつくる取り組み「やまと ハブ」を行っています。
今回はその取り組みの一環として、千葉県にある渋谷教育学園幕張 中学校・高等学校「競技かるた部」の皆さまに向けて、袴の着付けレッスンを実施いたしました。競技かるたを始めた際に、袴での競技姿に憧れを持っていた中高生が多くいる反面、実際の試合の場ではその機会が少ない現状があります。部活動単位で袴着付けを学ぶ事で「袴」という文化や、着る楽しさや喜びを感じていただけたらという想いから実施の運びとなりました。レッスンの前には部員の方から「今回参加できなかった部員のみんなにも教えられるようにしたい!」と頼もしい意気込みをお話しいただきました。
百人一首と「きもの」の繋がり
授業ではまず、部員の皆さんが日々触れている百人一首の中で、詠まれる歌ときものの関係について講義を行いました。
こちらは、春が過ぎて白い衣が干される山の様子を見て、季節がめぐりこれから来る夏の到来を喜ぶ歌。歌の中できものが作る情景が季節を表すように、「きもの」が人々の生活に密接していたことから、「衣」や「袖」といった言葉が多く登場することを説明。その他にも、季節や用途に合わせた素材や種類があることをお話しし、きものへの理解を深めていただく機会となりました。
お好みの袴をセレクト
着付けレッスンの前に、まずは部員の皆さんが着用する袴選びから。「きものやまと」オリジナルの商品の中からお好きなものをセレクトいただきました。「中学生から選んでいいよ」「いえ、先輩から!」という会話から、普段から学年を超えた交流がなされている部活動の和気あいあいとした様子が伺えました。
協力しながら着付けに挑戦
レッスン内容は簡単な補正から、着付け、着終わった後の畳み方までを実施。部員の皆さんは、生地を押さえながら紐を結んだり、背中に腕を回したりと、慣れない動きに苦戦しながらも、講師として参加したやまとスタッフの指導に耳を傾け熱心に取り組んでいました。袴の着付けでは、2人1組になって着せ合う練習を行い、お互いが着せやすいようにと協力しながら進めて行きました。徐々に出来上がっていく着姿に部員の皆さん、やまとスタッフの「かわいい!」の声が至る所から上がり、完成するとお互いの着姿を嬉しそうに写真に撮り合う様子が見られました。
着付けレッスンの様子
実はお気に入りの歌があるんです
休憩時間には、やまとのスタッフから「競技かるた」や部活動について質問をさせていただきました。入部のきっかけは、「小学生のとき授業で体験したのが楽しくて」「たまたま見学に行ったら部員の皆さんが優しくて」など様々。日々、練習を重ねていく中で、部員の皆さんに共通するのが「絶対に取りたい!」という札が出来るそうで、特に自分の名前やその一部が詠まれる歌は、思い入れが強くなるとのことでした。そんなお話から、記念の集合写真では、部員の皆さんは自身の好きな札を、やまとのスタッフは部員の皆さんに名前を伝え選んでもらった札を手に携えて撮影しました。
「競技かるた」をデモンストレーション
授業の最後には、袴にたすき掛け姿で「競技かるた 団体戦」のデモンストレーションを披露していただきました。準備が始まると先程までの和やかなレッスンの雰囲気とは一転。短い暗記タイムの中で、札の位置をめいっぱい頭に入れようとする部員の皆さんの緊張感が教室全体に広がります。
試合が始まると、チーム同士で声援を送り合い、読み札が詠まれ始めたか、というところで部員の皆さんが勢いよく札を弾く「パンッ!」という音が響きました。やまとのスタッフの多くは、今回初めて競技かるたを観戦。まさにスポーツといった雰囲気に、事前に教えていただいた観戦のルール「声を出さない」を守りながらも、部員の皆さんの迫力に圧倒されながら白熱の試合を見守りました。
袴姿で競技カルタ団体戦の様子
着付レッスンに参加いただいた部員の皆さんからは「大変だったけど華やかできれいで着られてよかった」「とてもわくわくしました。」「デザインが可愛くて、着られて嬉しかった!!」「かるたをする時も着られて、なんだか強くなったみたいで楽しかった」などのコメントをいただきました。
今回、難しさを感じながらも意欲的に袴の練習に取り組み、キラキラと目を輝かせながら楽しんでいた部員の皆さんを見て、日々部活動にもひたむきに向き合う様子が浮かび、講師として参加したやまとスタッフも大きなエネルギーをもらいました。 レッスンでは、袴や着付けに対しての前向きな感想だけでなく、交流を通して「きもの」や「かるた」の魅力を伝えあう場となったことがうれしく思います。
今回、着付けレッスンの動画制作・提供いただいた合同会社knot(東京都渋谷区・代表 中西朋氏)は、ドキュメンタリー作品を中心に、様々な映像作品やイベントを企画運営するチームです。特に「高校ダンス部選手権」や「小倉百人一首競技かるた選手権」を追ったドキュメンタリーは高い評価を受けています。当社へ渋谷教育学園幕張中学校・高等学校「競技かるた部」とのご縁を繋いでいただいたのもknotの中西様です。本格的な袴で競技かるたに臨むという、学生の皆さまの想いの実現に共に取り組んでいただきました。
私たちは、やまと。
きもので心踊る夢を実現していく会社です