<株式会社やまと>
本場奄美大島紬技術専門学校 入校生インタビューVol.2

2024年度「本場大島紬技術専門学校」入校生の磯部叶実さんに入校のきっかけや想いをプレス佐久本がうかがいました。

2024年度「本場大島紬技術専門学校」入校生の磯部叶実さんに入校のきっかけや想いをプレス佐久本がうかがいました。

<プロフィール>
磯部 叶実(いそべ かなみ)さん
山口県出身。平成17年生まれ。現在18歳。
高校3年生の春に大島紬と出会い、卒業後、本場奄美大島紬技術専門学校へ入学。
一人前の織工になるべく、
日々大島紬と向き合っています。

<プロフィール>
磯部 叶実(いそべ かなみ)さん
山口県出身。平成17年生まれ。現在18歳。
高校3年生の春に大島紬と出会い、卒業後、本場奄美大島紬技術専門学校へ入学。
一人前の織工になるべく、
日々大島紬と向き合っています。

‐心にピンときた、伝統工芸の世界‐

佐久本この度は、ご入学おめでとうございます!
3月までは山口にいらっしゃったんですよね。進学先としてこちらを選ばれたきっかけを教えてください。
磯 部ありがとうございます!
大島紬との出会いは、昨年の春でした。昔から伝統工芸に興味があったのですが、進路を考えていたときに、そのことを母に話しました。そのとき、母が家にある伝統工芸品だよ、と見せてくれたのが大島紬でした。
それが出会いで、本当に直感で、ただ「これだ!これをつくりたい!!」って思いました。
佐久本すごい、運命の出会いだったんですね。
大島紬には30以上の工程があって、完全に分業制ですが、「これをつくりたい」の中でも、最後の織を選んだ理由はありますか。
磯 部私が、その時はきものに対してあまり知識がなくて、大島紬の工程も知らなくて。でも織っていることだけは知っていたので、まずは織りだと。
佐久本確かに、織りとか染め以外に、どれほどの工程があるかって分からないですよね。
磯 部そうですね。でも今はどの工程にも興味はあります。
でもやっぱり最初に惹かれた、機織りの工程を選んでよかったなって思います。心にピンとくるものがありました。

‐大人になること。新しい夢と挑戦‐

佐久本すごい!18歳で心にピンとくるものに出会えたなんて素敵ですね!
磯部さんが思っていた18歳や大人ってどんなイメージでしたか?
磯 部そうですね。自分がどんな風になっているかっていうイメージはあんまりなかったです。ただ、18歳で高校卒業したら大人とほとんど一緒みたいな感じなのかなって。だから夢に対してもあきらめが出てくるのかなって思っていました。
佐久本夢を諦める。ちょっと悲しいかも。現実が見えて挫折しちゃうイメージ?
磯 部そうですね。私は、どちらかというと夢とか、好きなこと、やりたいことがすごくたくさんあるんです。いろんなことに興味があったから、そうなっちゃうのが嫌で。
自分からすると、怖い年齢だなって思っていました。
佐久本今、その年齢になってどうですか?
磯 部自分次第だなって思っています。一緒に学んでいるのは、私よりも年上の方ですが、周りを見るといくつになっても新しいことには挑戦できるし、そうやって夢を持って挑戦するのって素敵だなって憧れます。いつまでも、諦めたくなかったらいつまでも、好きなことをやっていいんだ!と思っています。

‐もっと大島紬の魅力を伝えたい‐

佐久本そうですよね。大人と呼ばれる年齢になっても、実際にはそんなに変わらなくて。本当に自分次第。磯部さんが先ほどおっしゃっていた、他に持たれていた夢って何だったんですか?
磯 部ちょっと恥ずかしいんですけど…映画監督やお笑い芸人、それに象使いとか。
佐久本すごい!全部のきっかけ聞きたいくらい、興味の幅が広いですね!
もしかしたら10年後には象使いにもなっているかもしれない!?
磯 部笑。まだわからないんですけど、どれに絞っていいかわからなくて。
今ここで大島紬を織っていることも、去年の今頃は想像していなかったですし。それでも、今自分が興味のあること、その道に進めていることにはすごく誇りを感じているし、この道を気に入っています!
佐久本かっこいいですね。力強い言葉に勇気をもらいます!これからの目標はありますか?
磯 部大島紬は現代人も魅了する本当に素敵な織物だと思っています。
でも知らない人も多くて、もったいないなって。だからこの先、大島紬の魅力を時代とか、国とかも超えて、広く、永く、伝えていけるようになりたいなと思っています。

‐取材後記‐

今回のさんち取材では、大島紬の歴史やものづくりへの感動を覚えると同時に、つくり手の高齢化や後継者不足といった課題にも直面しました。そのような中で、磯部さんのような若い方が、志を持ち入校されたことを嬉しく、そして希望に思います。
大島紬に携わる方の想いやその伝統技術大切にしながら、伝えていきたい。改めてそう強く考えさせられる取材となりました。

プレス 佐久本

‐取材後記‐

今回のさんち取材では、大島紬の歴史やものづくりへの感動を覚えると同時に、つくり手の高齢化や後継者不足といった課題にも直面しました。そのような中で、磯部さんのような若い方が、志を持ち入校されたことを嬉しく、そして希望に思います。
大島紬に携わる方の想いやその伝統技術大切にしながら、伝えていきたい。改めてそう強く考えさせられる取材となりました。

プレス 佐久本

「本場大島紬技術専門学校」入校式にて

「本場大島紬技術専門学校」の先生や先輩方と

私たちは、やまと。
きもので⼼躍る夢を実現していく会社です。

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