THE YARD
はじめての、きもの vol.11

あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。

第11回目となる今回は、GLOBE SPECS( @globespecs_official ) 代表 岡田哲哉さん( @tetsuya_globespecs ) にお話を伺いました。

Q. きものを好きになった、または着るようになったきっかけを教えてください。

今年6月に京都に初めて店を出し、京都に出向くことが多くなったのですが、京都では街中で和装の男性を時たま見掛け、京都の町並みと相俟ってそれがとても素敵に見えたことが男性の和装に興味を持ち始めがきっかけでした。
そして出店した同じ新風館の中にあるY. & SONSの店舗を拝見し、よりモダンなアプローチで日本の伝統美であるきものを提案されて居ることに共感し、「あ、きものっていいな!」と思うようになりました。

Q. THE YARDのきものを着て、どのように感じられましたか。

きものを着たのは初めてだったので始めはぎくしゃくするような感じでしたが、想像していたよりも軽く、また思っていたより動きやすいことに気が付きました。まだきものを着た自分の姿を自然に感じるまではいきませんが、和装が作る凜とした佇まいはなんとも良いものだな!と感じました。

Q. 着用したきものを着て、お出かけしたい場所はありますか?

まず始めにきものが最も似合う街、京都と京都出店した自分の店に立つ時に着てみたいです。グローブスペックス京都店自体、世界中のアンティークやビンテージの家具、装飾品で構成し、日本の蔵扉や大正家具なども含めていますが、古いものが全く新しい価値を創造する空間の中、和装でお客様をおもてなししてみたいです。

そしてコロナが終息してまた海外に出向けるようになったら、海外の展示会やディナーの席にも和装で臨み、日本の装いの美しさを世界の人達にも知らせたいです。


岡田 哲哉/Tetsuya Okada

都銀に勤めた後、大手眼鏡販売会社を経て、1998年に東京・渋谷に「グローブスペックス」をオープン。
2017年からイタリアの「MIDO」展で2年連続「BESTORE AWARD」を受賞。
世界一の眼鏡店に選ばれています。

@globespecs_official
@tetsuya_globespecs

今回着用したきもの




きもの:シルクウール/緯節/丁子
角帯:向い鶴/黒
羽織:シルクウール/ヘリンボーン/カーキ


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