THE YARD
はじめての、きもの vol.10

 

あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。

第10回目となる今回は、スタイリスト小川夢乃さん(@yumenoogawa)にお話しを伺いました。

Q. きものを好きになった、または着るきっかけになった理由がございましたらお聞かせください。

もう亡くなってしまったのですが芸者だった祖母から「夢乃は着物が似合うわね」と子供の頃言われていました。七五三の時だったと思います。自分ではよくわからないのですが、それ以来なんとなく自分は着物を着るとしっくりくると言うか、シャキッと背筋が伸びるような、祖母の想いも一緒に着ているようなそんな気持ちになります。

Q. THE YARDのきものを着て、どのように感じられましたか。

普段は派手な柄のビンテージを着ていることが多いので、シックな色味が新鮮でした。
洋服の時はアクセサリーや小物でピリッと引き締めることが多いのですが、着物も同じく帯締めなどの小物でピリッとアクセントを利かせたり、色で遊んだり、思っていたよりも自由な感性で着られるのが楽しかったです。

Q. 着用したきものを着て、どのような時間を過ごしたいですか?

お酒を飲むのが大好きなので、着物を着てゆったりとバーで時間を過ごしたいですね。カウンターで背筋を伸ばして座り、お酒を楽しむ。
普段は子供がいるのでなかなかできない、大人ならではの時間を過ごしたいです。


小川 夢乃/Yumeno Ogawa

杉野服飾大学を卒業後、ニットメーカーにてデザイナーとして勤務。
2010年よりスタイリスト椎名直子氏に師事し、2012年独立。
ファッション誌を中心に雑誌、広告等を手がけ幅広くご活躍されています。

@yumenoogawa

今回着用したきもの




きもの:片貝木綿 三筋縞 / 茶
名古屋帯:手引真綿杢紬/三輪の輪

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