<株式会社やまと>
渋谷区の中学校で「ゆかたの着付け授業」を行いました
<株式会社やまと>
渋谷区の中学校で
「ゆかたの着付け授業」を行いました
株式会社やまとは、2022年5月19日(木)渋谷区と「S-SAP協定(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定)」の締結をきっかけに、渋谷区の中学校にて「ゆかた着付け授業」開催しています。
渋谷区の基本構想である「ちがいをちからに変える街」と、私たち株式会社やまとの掲げる「きものでエキサイティングな世の中をつくる」という考えが重なり、授業を通して生徒の皆さんに「自己や自国の文化を深く理解し肯定すると同時に、他者や他国の文化もリスペクト持つ」きっかけとなることを目指し、2022年より実施しています。
− 生徒の探究心を育てる「シブヤ未来科」−
渋谷区の小中学校では、各教科学習で生徒が身につけた知識を、それぞれの興味を掘り下げ、自ら学ぶ「探究」の時間を通して、生きて働く知識となるよう「シブヤ未来科」という探究学習を行っています。
中学校の家庭科の授業において、「和装教育」は「和服の文化に関心をもち、和服の着方を知る」という学習目標があるものの、学校単位では実技の実施が難しいことが現状です。そのため当社が取り組んでいる「ゆかた着付け授業」は、学生の皆さんがきものに触れ、学べる機会の場としての役割を担っています。
今年は、3回目の開催となる「渋谷区立原宿外苑中学校」と、はじめて実施する「渋谷区立松濤中学校」の2校にて授業を行いました。
やまと社員が講師となり、ゆかたの着付けから畳み方までを実践。男女のゆかたの形や着付けの違いを説明した上で、性別に関係なく全生徒が女性のゆかた着付けに取り組みました。レッスン後は、校内でゆかた姿の写真撮影を実施。授業の最後には、やまとより着付け授業の「修了証」をお渡しいたしました
< 渋⾕区⽴原宿外苑中学校>
グローバル⼈材育成推進校として様々な活動に取り組む原宿外苑中学校では、S-SAP協定を締結した2022 年より毎年、全学年に向けて着付け授業を⾏なっています。今年は、5⽇間に渡って開催した授業に、1年⽣から3年⽣まで300名を超える⽣徒が参加いたしました。
初参加となる1年⽣は、初めて着付けをする⽣徒さんも多く、慣れない動きに苦労しているようでしたが、着付けが完成した喜びもひとしお、写真撮影を⼀際楽しんでいる様⼦が⾒られました。学年が上がるにつれ、着付けの進⾏はとてもスムーズに。⾃主的にやまとスタッフに声をかけ分からない所を聞いたり、⽣徒同⼠で⼿の回らない背中の着付けを直したりと、頼もしい姿勢で授業に取り組んでくださいました。
また3年⽣の皆さんは、1年⽣の時に受けた本授業がきっかけで、修学旅⾏では「ゆかた」を着るプランを選び、京都の街をゆかたで楽しまれたとのことでした。
<渋谷区立松濤中学校>
今年はじめての開催となった「渋⾕区⽴松濤中学校」。家庭科教員の板垣先生が、原宿外苑中学校とやまとの取り組みを知り、「松濤中の生徒にも、ゆかたに触れ袖を通し、着付けをするといったことで、和服を身近に感じてほしい、和服を身近に感じてほしい」という想いから当社へお声がけくださいました。
授業は、2 年⽣を対象に実施しました。お祭りなどでゆかたを着た経験があっても、⾃分⾃⾝で着付けをすることは初めてという⽣徒がほとんど。やまとスタッフのサポートを受けながら、⽣徒同⼠で助け合い進めて⾏きました。
着付けが完成すると「〇〇さん、似合う!」「すごい上⼿だね〜」など、⽣徒さん同⼠が⾃然とお互いの着姿を称え合う⾔葉が教室中を⾶び交い、着付け中の真剣な表情と代わり、楽しそうなキラキラとした笑顔が印象的でした。
− 授業を終えて −
松濤中学校 家庭科担当 板垣先⽣
普段とは違う形での授業に、⽣徒たちはとても楽しんでいました。座学では『和装』について授業で触れていますが、実際に⾃分たちでゆかたを畳むことで、きもの特有の構造を体感することができていたと思います。
やまとさんにお持ちいただいたゆかたの中から、⽣徒⾃⾝が好きなものを選べたということもすごく良かったです。それを着付けることでどんな着姿になるのか、きものならではの全⾝に柄がくる着姿を体験することができてとてもいい機会になりました。
授業の様⼦を⾒ていた3年⽣からは「いいなあ〜」「2年⽣だけズルい!」と⾔われたので、2年⽣だけでなく他の学年でも実施できればと思います。
私たちは、やまと。
きもので心踊る夢を実現していく会社です。