THE YARD
はじめての、きもの vol.52

あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。
第52回目となる今回は、編集者 松田祐子さんにお話を伺いました。


Q. きものを好きになった、または着るきっかけになった理由がございましたらお聞かせください。
両親がお正月になるとよく着物を着ていて、特別な日には和装をするもの、というイメージが自然と心の中にあり、結婚式も和装を選びました。今までは子どもの式典など限られた機会にしか着ていませんが、ハレの日だからと気負うことなく、普段着の延長のようにさらりと着物を着こなしている方を見ると、とても素敵だなと憧れます。
Q. THE YARDのきものを纏った時、どのように感じられましたか。
山百合の模様を表現した絞りがとても美しく、どこか静謐な雰囲気をまとっているところに惹かれました。
ディレクターの萩原さんが神社で目にした山百合から着想を得て生まれた浴衣だと伺い、その背景にあるストーリーを知ることで、さらに魅力的に感じられました。
浴衣と聞いていたので、最初は鮮やかで軽やかな色合いを想像していたのですが、実際は墨黒を基調としたシックなもので、洗練された大人の佇まいを思わせる一枚でした。
また、髪飾りもとても素敵で印象的でした。
和装の際は髪をしっかりセットしなければならないと思い込んでいましたが、ラフにまとめるだけでも様になることを知り、新しい発見になりました。
Q. きものを着て、どのような時間をお過ごしなりたいですか。
夏祭りや花火大会も素敵ですが、友人とライブに出かけた帰りに、そのまま食事やお酒を楽しむような時間を過ごしてみたいです。
少し特別でありながらも日常に寄り添う装いとして、気負わず着物を楽しめたら素敵だなと思います。
松田祐子さん ご協力ありがとうございました。
松田 祐子さん / 編集者
大学卒業後、出版社に入社。ファッション誌編集部に配属後、教養書やエッセイ、料理本などの書籍編集を経て、現在は漫画編集に携わる。ここ数年は駅伝観戦に夢中。
@mikaku_in_tokyo
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Photo 安藤唯人