KIMONO ARCH × YEAH RIGHT!!
ヨーロッパのusedテーブルクロスときもの生地が出会う
KIMONO ARCH × YEAH RIGHT!!
ヨーロッパのusedテーブルクロスと
きもの生地が出会う

2026年春夏、KIMONO ARCHはリメイクブランドYEAH RIGHT!!とのコラボレーション第二弾を発表しました。本コレクションでは、YEAH RIGHT!!が長年向き合ってきたヨーロッパのusedテーブルクロスと、KIMONO ARCHのきもの生地を組み合わせ、すべて一点ものの羽織ときものを制作しています。
ヨーロッパと日本。
洋服ときもの。
過去の暮らしと、これからの日常。
異なる文化や背景を持つ素材を架け合わせ、既存の価値観やジャンルの境界を越えながら、新たな装いの可能性をひらく取り組みです。
■ 境界を越える、ふたつのものづくり

YEAH RIGHT!!が長年向き合ってきたused素材を活かしたリメイク。
そしてKIMONO ARCHが提案してきた、きものをファッションとして自由に楽しむスタイル。
一見すると異なる領域で活動してきた両者ですが、そのものづくりの根底には共通する感覚があります。
それは、布に宿る魅力に目を向け、異なる背景を持つものを架け合わせながら、“すでにあるもの”の中に新たな可能性を見出していくこと。
それは、「境界を越えること」。
既存の価値観やジャンルの境界を越えた先に、新しい表現がひらかれていく。そんな感覚が重なり合い、本コレクションは生まれました。
YEAH RIGHT!!は、2005年よりusedアイテムを用いたリメイクを軸に、唯一無二の服づくりを続けてきたブランドです。
河村氏と井村氏は、リメイクという表現そのものにも日本独自の感覚があると語ります。
「日本人が持つ編集能力やミックス感覚、“見立て”の文化。たらこパスタやあんバタートーストのように、異なるものを自然に組み合わせ、新しい価値として受け入れていく感覚が、日本のリメイクにもあると思っています。」
そして、その感覚はKIMONO ARCHにも通じるものがあると言います。
「KIMONO ARCHも、きものとファッションに対して同じ感覚で挑んでいるのだろうなと感じています。その共通認識があったからこそ、今回のプロジェクトも自然に進めることができました。」
さらにお二人はこう続けます。
「きものもリメイクも、ファッションの主流とは少し異なる場所で独自の表現を追求してきました。だからこそ、“ファッション”という枠を飛び越えて、私たちにしかできない表現に挑戦できると思っています。」
今回のコラボレーションは、素材の組み合わせにとどまらず、文化や価値観の境界を越えながら新たな表現を探る試みでもあります。
■ テーブルクロスときものが生み出す一点もの

今回のコレクションでは、YEAH RIGHT!!のシグネチャーでもあるヨーロッパのusedテーブルクロスと、KIMONO ARCHのきもの生地を組み合わせ、羽織やきものへと仕立てました。
ヨーロッパのテーブルクロスは、家族や友人が食卓を囲む時間とともに使われてきた布です。
日々の食事や祝祭の記憶を重ねながら、それぞれの家庭で受け継がれてきました。
また、季節や用途に応じてさまざまな生地や糸が使われ、刺繍が施されています。長い時間をかけて使われてきた布だからこそ、一枚ごとに異なる表情が宿っています。
一方、KIMONO ARCHの生地もまた、日本各地の「さんち」で受け継がれてきた技術や文化への深い理解と敬意のもと、独自の視点を加えながら生み出されたものです。今回は、きものを仕立てる過程で生まれたハギレを用い、その背景にある文化や技術への敬意を込めながら、着る人を想像し一枚一枚丁寧に組み合わせています。
刺繍の位置、生地の色味、切り替えのバランス。
そのすべてが一点ごとに異なり、同じものを二度とつくることはできません。
偶然性と手仕事が重なり合うことで生まれる、一点ものならではの魅力が宿っています。
■ 「着てみたい」と思える服であること


今回目指したのは、背景にある物語を伝えるだけの服ではありません。
それぞれの文化や記憶に敬意を払いながらも、「着てみたい」と思える魅力を備えた一着であることを大切にしました。
YEAH RIGHT!!のお二人は次のように語ります。
「ヨーロッパ文化に根付いたテーブルクロスを、YEAH RIGHT!!の感性できものに落とし込むことで、自分たちの洋服に近づける感覚で制作しました。ローブのように自由な感覚で羽織ることもできますし、KIMONO ARCHの要素としっかりした仕立てによって、きものとしても楽しんでいただける一着になっています。」
KIMONO ARCHの金子氏も続けます。
「洋服か、きものか。そのどちらかに寄せるのではなく、そのあいだを自由に行き来し、その境界を軽やかに越えていけることも、このコレクションならではの魅力です。きものとして纏う。羽織として楽しむ。ローブのように日常へ取り入れる。自由な発想で楽しめるからこそ、一着との出会いもまた特別なものになります。
きものとして着なければならない、という考え方ではなく、シルエットのときめきやテキスタイルへの魅力など素直な『着てみたい』という気持ちで手に取っていただけたら嬉しいです。」
一方で、これまできものを楽しんできた方にも新鮮な発見を届けられるのではないかと金子氏は考えています。
「普段からきものを楽しんでくださっている方にも、新しい視点できものの面白さを感じていただけると思います。ワクワク感や好奇心を刺激しながら、きもの仲間にも思わず見せたくなるような、そんな一着になっていたら嬉しいです。」
■ 感動を受け継ぎ、次の誰かへ届ける
KIMONO ARCHディレクターの金子氏にとって、YEAH RIGHT!!との出会いは今も鮮明に記憶に残っているといいます。
初めてYEAH RIGHT!!のパンツを手にしたとき、誰かの日常のなかで使われていたテーブルクロスが、本来の役割を超え、新しい装いとして生まれ変わっていることに強く心を動かされました。
「この布が、つくり手の方にはこう見えていたんだ。」
その発見と高揚感は、今も忘れられない体験として残っています。
そして今回、完成したコレクションを前に、金子氏は自身が得た感動を本コラボレーションでも届けたいと考えていたと語ります。
「ヨーロッパのテーブルクロスと、日本のきもの生地。本来であれば交わることのなかったふたつの文化が出会うことで、きものの可能性が大きく広がっていることを実感しました。仕立上がりを見た瞬間は、驚きと感激、そして高揚感でいっぱいでした。」
そして最後に、こんな言葉を残してくれました。
「私がYEAH RIGHT!!さまから受け取った驚きや喜びを、このコレクションを通して皆さまにも届けられたら嬉しいです。きものに親しんできた方にも、まだ触れたことのない方にも、それぞれの楽しみ方でこの一着と出会っていただけたらと思います。」
■ 出会いを楽しむ
「選ぶ」のではなく、「出会う」。
このコレクションには、そんな感覚があります。
誰かの日常にあった布と、日本の手仕事によって生まれたきものの生地を架け合わせる。
文化と文化が出会う。
人と人が出会う。
そして、きものとまだ出会ったことのない誰かが出会う。
それぞれが持つ背景や時間を受け継ぎながら、新しい物語が始まっていく。
一着ごとに異なる表情を持つからこそ、その出会いは一期一会です。
新しいけれど、どこか懐かしい。
そんな心に残る出会いを、ぜひお楽しみください。
この一着との出会いが、きものとファッション、過去と未来、そして人と文化をつなぎ、新たな景色へとつながる架け橋となれば幸いです。

about YEAH RIGHT!!

2005年、河村慶太氏、井村美智子氏により設立。1点物を中心とした制作を開始する。
Usedアイテムを使用したremakeによるコレクション制作は、量産により完成したアイテムは同じ形だとしてもすべて異なります。一枚一枚厳選したusedアイテムをピックアップし、洗浄、解体、裁断して縫製し、出来上がったアイテムを眺めながら、どんな人が似合うか想像しながらお届けしています。
また、remakeを軸とした様々なプロジェクトもおこなっています。
Concept : daily life of the eternity
日々の暮らしがソースとなり、『既にあるもの』の価値観を更新/問い直す作業から浮かび上がる服。『服を着る行為』『服を売る行為』を掘り下げ、独自の答えを導き出しています。
about KIMONO ARCH
「きものを通して世界を見わたす」をコンセプトに、世界と日本、きものと人をつなぐ“架け橋”として未知の世界を魅せていくブランド。自由で遊び心のあるスタイリングにより、きものの可能性を広げています。
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