<株式会社やまと×一般財団法人きものの森>
さんちと出会い、きものをもっと好きになる。「さんちフェス2026」開催レポート
さんちと出会い、
きものをもっと好きになる。
「さんちフェス2026」開催レポート

2026年5月2日(土)から4日(月・祝)までの3日間、株式会社やまとは一般財団法人きものの森との共催で、「さんちフェス」をやまと本社ビルにて開催しました。
沖縄・八重山のミンサー織、福岡・久留米絣のつくり手、一級和裁士を迎え、ものづくりに息づく技術や文化、そしてそこに関わる人々の想いに触れる3日間。会場には、きものを楽しまれている方をはじめ、手仕事に関心を持つ方やご家族連れなど、幅広い世代の皆さまにご来場いただきました。
■「もの」を見るだけでは
伝わらないものがある
「きものは、どこから生まれてくるのでしょう。」
さんちフェスは、この問いかけから始まりました。
一本の糸から、一枚のきものになるまで。
その背景には、糸づくり、染め、織り、仕立てと、多くの人の手仕事が積み重なっています。そして、その土地の風土や歴史、人々の営みまでもが受け継がれながら、一枚のきものへと形づくられていきます。
けれど、その背景にある物語に触れる機会は、決して多くありません。
「さんちフェス」は、その背景にある人や文化と出会う場です。
“さんち”を知り、つくり手の声を聞き、手仕事を体験する。その積み重ねが、きものをもっと身近に感じるきっかけになると信じています。
■「知る」ことが、装う楽しさを深めていく
会場では、第11回ミンサー帯コンクール作品の展示をはじめ、天然染料や道具、さんちの風景写真、久留米絣の工程紹介、絣糸ほどき体験、一級和裁士による運針体験、きものの構造を学ぶ紙工作、きもののはぎれを使ったポンポンチャームづくりなど、多彩なプログラムを実施しました。
一本の帯や一枚のきものが生まれるまでの工程や背景に触れることで、作品を見る目や、装うことへの感じ方にも少しずつ変化が生まれていきました。
アンケートには、
「工程を知り、つくり手の人柄にも触れることができ、作品への愛着が増しました。」
「ものづくりへの見方が変わりました。」
という声が寄せられています。




背景を知ることは、つくり手に想いを寄せ、装う時間をより豊かなものにしてくれる。そのことを、来場者の皆さまの言葉が教えてくれました。
■人と出会うことで、
一枚のきものがもっと身近になる
会場では、久留米絣とミンサー織のつくり手によるトークや交流、一級和裁士による実演も行いました。
普段はなかなか直接話す機会のないつくり手との時間。そこでは技術だけでなく、「なぜ、この仕事を続けているのか。」「どんな想いでものづくりに向き合っているのか。」そんな一人ひとりの想いが交わされました。
来場者からは、
「普段聞けない話を聞くことができてうれしかった。」
「つくり手の想いを知り、もっと大切に着たいと思った。」
「和裁士という仕事を初めて知った。」
という感想も寄せられています。


人と言葉を交わすことで、一枚のきものの向こう側にある時間や想いまで感じられる。会場には、そんな瞬間が何度も生まれていました。
■手を動かすからこそ見えてくるもの
会場では、子どもから大人まで楽しめる体験プログラムも実施しました。






実際に糸に触れ、布に触れ、針を持つ。
手を動かしてみると、それまで難しく感じていたことが少し身近になります。
「子どもと一緒に楽しめた。」
「体験したことで理解が深まった。」
「もっときものに興味が湧いた。」
そんな声からも、体験を通して生まれる学びの大きさを改めて感じました。
■来場者の声が教えてくれたこと


今回のアンケートでは、多くの方から高い満足度をいただきました。
その中でも印象的だったのは、
「もっときものが好きになった。」
「産地とやまとを応援したい。」
「やまとのイメージが変わった。」
というお声です。
つくり手と出会い、ものづくりの背景を知ること。その体験は、きものとの距離を縮めるだけでなく、私たちが“さんち”とともにものづくりを未来へつないでいこうとする姿勢にも共感いただくきっかけになっていました。
■次に出会いたい「さんち」
アンケートでは、有松鳴海絞り、大島紬、東京染小紋、小千谷縮、結城紬、西陣織、加賀友禅など、次に出会ってみたい産地についても多くの声が寄せられました。
また、
・お仕立ての現場を見てみたい
・お手入れについて学びたい
・コーディネートを体験したい
・つくり手一人ひとりの人生や想いにも触れたい
といったご意見もいただいています。
「知る」ことから始まった興味が、「もっと知りたい」という次の一歩へつながっていることをうれしく感じています。
「共創」は、人と人が出会うことから始まる
株式会社やまとは、「共創 ― お客様、さんち、社会と共に ―」という理念を掲げています。
その原点にあるのは、年齢や性別、国籍や障がいの有無に関わらず、きものを誰もが楽しめる世の中であることを目指す姿勢。
きもの文化は、一人ではつくれません。
“さんち”があり、つくり手がいて、技術が受け継がれ、一枚のきものが生まれます。
そして、そのきものを纏う人がいて、楽しむ人がいて、生きた文化として続いていきます。
だからこそ私たちは、お客様と「さんち」が直接出会える場をつくり続けたいと考えています。
「さんちフェス」は、つくり手の手仕事や、その土地に息づく文化、人々の想いと出会う場です。一枚のきものの背景を知り、つくり手と言葉を交わす。その出会いが、きものをもっと好きになるきっかけとなり、“さんち”の未来へとつながっていく。
株式会社やまとはこれからも、お客様、さんち、社会とともに、新たな出会いを育みながら、きもの文化の未来をともにつくってまいります。
私たちは、やまと。
きもので⼼躍る夢を実現していく会社です。











