小澤 恵

元々、成人式の振袖を購入したのがやまとでした。「きもの屋」というと、敷居が高く堅いイメージを持っていましたが、やまとで受けた接客は違いました。終始楽しい接客に魅力を感じ、入社を決めました。
また、きもの＝優雅なイメージも持っていました。しかし、想像以上に頭も体も使う仕事。
お客様が私の提案を喜んで、きものデビューしてくださったときは一瞬で疲れも吹き飛びます。やっていてよかったと思える瞬間です。

やまとで働いていると数多くの出会いがあります。
それぞれ別の時期にきものデビューをして、着付レッスンを通してご自身で着られるようになったお客様が3名いらっしゃいました。せっかくご自身で着られるようになったのだから、ときもの日和（各店で計画し実施しているお出かけ会）にお誘いしました。
みなさん初対面でしたが、意気投合。それ以来、月一回3人できものでお出かけしているそうです。3人、口を揃えて、「小澤さんがいたから、この出会いがありました。本当に嬉しいです！」とおっしゃっていただいたときは、私も大変幸せな気持ちになりました。

産休、育休を経て復職した際、休暇前とは取り扱うきものが、時代に合わせて変化していました。
その時は10年以上やってきたことが通用しないのでは、と思い大変焦りました。
しかし、「きものの良さを広めたい」、その気持ちは入社当時から変わりません。
後輩である若手社員に、話を聞いたりアドバイスをもらうようにして少しずつ出来るようになりました。
目標になるかはわかりませんが、仕事と育児の両立をしたいと思っています。「子どもがいるから」というのを理由にせず、やるべきことをやることが目標です。やまとは育児の制度も充実しているため、今しかない子育ての期間を有意義に過ごしています。