THE YARD
はじめての、きもの vol.18
あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。
第18回目となる今回は、YORK.代表 山藤陽子さん( @heights_yokoyamafuji ) にお話を伺いました。

Q. きものを好きになった、または着るようになったきっかけを教えてください。
2018年に公開された「PEACE NIPPON」という映画に関わるお仕事をさせていたただいて、日本の歴史から自然まで改めて考える機会をいただきました。これまで海外のものづくりに触れるお仕事の方が多かったのですが、それから日本の美しいモノに触れる機会も増えて、古いものを少しづつ集めるようになり、あらためて日本の文化やものづくりの素晴らしさに魅せられました。
その中でも着物に纏わるもの、織物から装飾品まで私にとっては永遠の憧れです。
慎ましやかに美しく、日常着として着物を着て過ごせるような日々を過ごしたいです。
Q. THE YARDのきものを着て、どのように感じられましたか。
着心地の良さはもちろんのこと、とっておきのシルクのドレスを着た時のように、着付けた時に身の引き締まるような凛とした所作と佇まいに繋がることに感動しました。ひとつのお着物でも、帯締めや帯の色を少し変えるだけで、全く違う表情を見せてくれるところにも驚きました。コーディネートの愉しさは無限大ですね。
Q. 着用したきものを着て、お出かけしたい場所はありますか?
一番はお着物で大好きな京都に滞在したいですね。そして日本の美しいものに触れて感じる場所、美術館、日本庭園、神社仏閣、とっておきの和食処などでゆっくりといにしえに想いを馳せる時間を過ごしたいです。東京ならばぜひ銀座へ歌舞伎鑑賞に出掛けたいですね。

山藤 陽子/Yoko Yamafuji
「気持ちいいこと」をテーマにしたライスタイル提案としてYORK.を立ち上げられます。気持ちいい暮らしと生き方をテーマにブランドコンサルティング、商品企画開発、 パフューマーとして施設の空間デザインやプロダクトデザイン舞台演出としての調香も手がけられています。現在は、東京南⻘山にアポイント制のサロン「HEIGHTS」をオープン。パフュームブランド『SCENT OF YORK.』を2021年デビューするなど幅広くご活躍されています。
@heights_yokoyamafuji