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<株式会社やまと> 持続可能なきもの産地の為のSDGs の取り組み 大島紬を未来へ紡ぐ“伝統工芸士を育成する学校” 2021 年度入校式を実施

本場奄美大島紬技術専門学院 2021 年度入校式の様子

■7月7日(水)入校式を開催

「共創」を基本理念に掲げる株式会社やまと(代表取締役社長:矢嶋孝行、本社:東京都渋谷区、以下「やまと」)は、兼ねてより取り組んでいる「本場大島紬・織工育成プログラム」の一環として織工の育成を目的とした「本場奄美大島紬技術専門学院」(住所:鹿児島県・奄美大島)の2021年度入校式を2021年7月7日(水)に開催し、本年度は3名が入校したことをお知らせいたします。

軽くてしなやか、体に寄り添う着心地で、多くのファンを魅了する大島紬。大島紬の特徴は、素材の絹糸を草木染と泥染によって黒く美しい光沢感のある色に染め上げる点、そして世界でも類を見ない精緻な絣模様です。
そんな本場大島紬の織工には、高度な技術の習得が求められます。また、出来上るまでの30工程以上を全て手作業、且つ分業で行うため、企業単位での育成が難しいのが現状です。事実、2019年までの20 年間で本場奄美大島紬の生産反数が、約10分の1まで減少しています。

(参考:本場奄美大島紬協同組合ホームページ)

■やまとと行政との後継者育成事業

そんな希少な大島紬を未来につなぐために、2018年7月の開校以降、2年間の指導を受け、これまで14名の卒業生が本場大島紬の織工として活動しています。

現在きもの業界では、手織り、手染めの工程を要する産地を中心に、つくり手の高齢化と後継者不足が喫緊の課題とされています。産地を無くしてきものづくりはできない――やまとと(一財)きものの森は、サステナビリティの取り組みの一つとして、日本の伝統産地の生産インフラを守るべく、学校を開設。国からの補助金と財団の助成金により産地の後継者育成事業を支援しています。希少な大島紬を未来につなぐために、これからもやまとは活動を続けてまいります。

■[奄美市・龍郷町・本場奄美大島紬協同組合協賛]愛を着る本場奄美大島紬展

やまとオンラインストアでは、鹿児島県・奄美大島で作られた「本場奄美大島紬50点」を取り扱う『愛を着る 本場奄美大島紬展』を2021年7月16日(金)より開催いたします。卒業生の織った本場奄美大島紬も取り扱い予定です。魅力あふれる大島紬を未来に繋げるべく、沢山の方にもっと身近に感じていただきたい、という想いより実施することといたしました。すべて1点限りの入荷の中から、お気に入りを是非見つけてください。

[奄美市・龍郷町・本場奄美大島紬協同組合協賛]

愛を着る 本場奄美大島紬展

開催日:2021年7月16日(金)10:00~
販売場所:やまとオンラインストア

[奄美市・龍郷町・本場奄美大島紬協同組合協賛]

愛を着る 本場奄美大島紬展

開催日:2021年7月16日(金)10:00~
販売場所:やまとオンラインストア

その一反が生まれるまでに、

たくさんの人の手を介した。
膨大な時間が流れた。

蓄積された技術と途方もない熱意が、
そこにはあった。

けれど、ひとたび袖を通せば、
柔らかく、気軽で、肩肘張らない。

歩きやすく、扱いやすく、
それでいて、ゆたかな品に満ちる。

厳しさと優しさという
両極を持つ、きもの。

大島紬を着る。
それは、愛を着るということなんだ。

その一反が生まれるまでに、

たくさんの人の手を介した。
膨大な時間が流れた。

蓄積された技術と途方もない熱意が、
そこにはあった。

けれど、ひとたび袖を通せば、
柔らかく、気軽で、肩肘張らない。

歩きやすく、扱いやすく、
それでいて、ゆたかな品に満ちる。

厳しさと優しさという
両極を持つ、きもの。

大島紬を着る。
それは、愛を着るということなんだ。

期間中は、気に入っていただいた本場奄美大島をそのままご購入いただける他に、Zoomなどでのオンライン接客や、やまとブランドの全店舗にてお取り寄せ&試着無料サービスを実施。また、やまとブランドの公式Instagramにて、奄美大島の産地の作り手とのライブ配信を予定しております。

ユネスコの世界自然遺産への登録される見通しの奄美大島。多方面から注目される奄美大島の手仕事、本場奄美大島紬の魅力を、この機会にぜひ堪能してください。