結城紬は古くから、その地域の人々の暮らしを支える重要な産物であったと、日本で最初の軍記物語『将門記』に記されています。結城の中でも鬼怒川沿岸の地では桑が栽培され、絹織物が盛んに織られていたためです。その結城紬といえば「真綿」。繭を煮たものを引き伸ばし、綿状にしたものですが、白くて光沢があり、柔らかく保湿性にもすぐれているため、昔から布団や防寒着の中に詰め込む素材として使われてきました。その中でも良質な真綿は結城紬の原料になっています。

岐阜県・尾州ウールのさんちでは、ウールシルク、ウールの2素材を製織。共に生地の表裏で柄が異なる仕様になっており、お仕立ての際にどちらを表に出すか選ぶことができます。また今年はきものや羽織のお仕立てだけではなく、作務衣へのお仕立ても可能です。

秋冬のきものに合わせていただきたいスタイリング小物として、定番のAeta、il micioなどのバッグや巾着も充実しています。またCOMOLI、AURALEEといった、生地開発からこだわってものづくりを行うブランドとの、羽織とパンツのセットアップも展開します。

2019年より、常に時代のスタンダードであり続ける大人のための上質なワードローブを提案するGraphpaperと手を組み、新たなきものや、インナーとしてヘンリーネックTシャツなど、様々なものづくりを行ってまいりました。
きものは帯の代わりに、Graphpaper定番のシェフパンツに用いるベルトを採用しており、着用時の手間を減らしているのが特徴です。2023年秋冬では、同じ仕様にて新たな素材によるきものと、きものの上からでも羽織れるコートを別注しました。

その他、靴づくりの技術を活かして、履き心地や耐久度を追求した新たな和の履物もお作りしました。現代の街中に溶け込める和装をご提案致します。

■販売開始日
2023年9月8日(金)より順次販売開始
※商品により販売開始日が異なりますのでご注意ください

■取り扱い店
Y. & SONS 各店舗（神田・京都）
Y. & SONSオンラインストア

■価格
【2023年秋冬シーズンコレクション】
着物：60,500円（税込・お仕立て代込み）～
角帯：49,500円（税込）～

■＜Y. & SONS＞

「メンズきものテーラー」をコンセプトに、固定概念にとらわれない自由な発想で、伝統と革新が融合した非日常をお届けするコンセプトショップです。2015年3月、東京・神田明神鳥居横にオープン。2020年6月にはアジア発上陸となる「エースホテル」が入る京都・新風館内にもオープン。国内外問わず多くのお客様に、従来のきものの枠を超えたコーディネートをご提案しています。