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<Y. & SONS>ブランド初となる「国産有松鳴海絞りゆかた」のデザインを公開。

2023年6月3日(土)より販売

きもの専門店やまとがが展開するメンズきものブランド<Y. & SONS>が、2023年春夏の新作商品としてブランド初となる日本の伝統的な技法で染められた国産の「有松鳴海絞りゆかた」を展開いたします。

有松鳴海 箱むらくも絞り NAVY×WHITE

有松鳴海 雁木杢目絞り 七三 NAVY

有松鳴海 箱むらくも絞り NAVY×BLACK

● 有松鳴海絞りゆかたについて

古くは東海道の宿場町・茶屋街として栄えていた名古屋市の有松・鳴海地区。
東海道を往来する旅人の間で、町の特産品として発展したのが、「有松鳴海絞り」と呼ばれる染色技法です。

この技法の魅力は、一つとして同じものがないこと。
「絞り染め」という染色方法を用いており、「布をくくる・縫う・たたむ」という大きく3つの工程によって、布への染料の染み込みが一枚一枚異なり、独特な柄が浮かび上がります。

慶長13年、竹田庄九郎をはじめとする8名がこの地に移り住みました。
耕地が少なく、農業の発展が見込めない土地柄に苦しんでいた彼らでしたが、名古屋城築城のため集まった九州豊後(大分)の者たちが、見たことのない珍しい柄の手拭を持っていることに気が付きます。
その柄をヒントに生まれたのが有松鳴海絞りであり、やがて地域を象徴する特産品として栄えていきました。多彩な模様を表現するために、現在でも約70種類ほどの技術が伝承されています。

有松の地では絞りの作業は女性の内職として、その技術は母から子へ受け継がれてきました。
幼少期に家の手伝いとしてくくりを行ってきた職人は手がその感覚を覚えていることもあり、絞りの技術は基本的に1人1芸と言われています。

※もっと有松鳴海絞ゆかたを知りたい方はこちら
さんち大辞典

● 商品について

じわっと浮かび上がって広がるようなデザインが魅力の箱むらくも絞りや、ブランドの定番デザインである「ヘリンボーン」に見立てた「雁木杢目絞り」を用いた3単品をご用意。

■箱むらくも絞り(はこむらしぼり)とは
自由にムラなくシワを寄せた生地を、箱の中に押し縮めて染めたもの。色の濃淡や広がり方が「むらくも(空に広がった雲)」のように見えることから、「箱むらくも絞り」となりました。染まる面積が広いため、他の絞りと組み合わせて使うことも効果的とされています。

■雁木杢目絞り(かりきもくめしぼり)とは
「杢目絞り」という染め上がりが木の杢目のように見える絞りを、雁が列になって空を飛んでいるようなギザギザとした線で表現したものです。大小異なる針で、縫う間隔や生地の厚さに変化をつけて模様を出す「縫い絞り」です。

日本の手しごとで一つ一つ丁寧に作られた生地は、個性も様々。
そんな絞り染めの魅力にぜひ触れてみてください。

有松鳴海 / 箱むらくも絞り / NAVY×WHITE
132,000円(税込・仕立て付き)
素材:綿70%(オーガニックコットン糸使用)、麻30%

有松鳴海 / 雁木杢目絞り / 七三 / NAVY
126,500円(税込・仕立て付き)
素材:綿100%(オーガニックコットン糸使用)

有松鳴海 / 箱むらくも絞り / NAVY×BLACK
132,000円(税込・仕立て付き)
素材:綿70%(オーガニックコットン糸使用)、麻30%

■ 販売日
2023年6月3日(土)より販売

■ 納期
寸法確定後、約3週間

■ 取り扱い店
Y. & SONS各店舗(神田・京都)

※こちらの商品は全てオーダーでの販売となります。
オーダーについては、お客様一人一人の寸法に合わせてお仕立ていたします。

● ブランド紹介

■ <Y. & SONS>
Y. & SONSは大正6年創業のきもの専門店「やまと」が展開するきものブランド。「メンズきものテーラー」をコンセプトに、固定概念にとらわれない自由な発想で、伝統と革新が融合した非日常をお届けします。
2015年3月、東京・神田明神鳥居横に1号店をオープン。2020年6月には京都・新風館に2号店をオープン。
国内外問わず多くのお客様に、従来のきものの枠を超えたコーディネートをご提案しています。

■ Instagram
Y. & SONS <ブランドアカウント>
@yandsons

Y. & SONS <京都店>
@yandsons_kyoto