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<きものやまと>新作の「やまとオリジナル大島紬」を発表

2023年5月26日(金)より展開中

きもの専門店やまと(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋孝行)が展開するブランド<きものやまと>は、2023年新作の「やまとオリジナル大島紬」を製作しました。全国のきものやまと各店舗で順次販売しております。

株式会社やまとは、「共創」という理念のもと⽇本全国のきものさんちと、その技術だけでなく、⾵⼟やつくり⼿の⼈柄を感じられるものづくりを続けています。中でも全国に71店舗を構える<きものやまと>は、「その⼈の魅⼒を存分に引き出す⾐服」をコンセプトに幅広いさんちとものづくりを続けてきたブランドです。

特に本場大島紬のさんちである奄美大島とは、長きにわたりオリジナルのものづくりを続けています。後継者問題に苦しむさんちの現状を打破するため、奄美市や龍郷町と、ものづくりの火を絶やさぬよう協働してきました。その取り組みの一環として、2023年5月19日(金)に龍郷町とソーシャル・アクション・パートナーシップ協定(T-SAP協定)を締結しました。

● 商品について

2023年で奄美大島が本土復帰70周年を迎えます。今シーズンのものづくりでは、改めて奄美大島が有する豊かな自然や島ならではの動植物たちにスポットを当て、さんちへのリスペクトと共に、きものの着姿にこだわったものづくりをしています。

泥染めによる独特な「黒」が魅力の「泥染め大島紬」の他、泥染めに藍染めを重ねた「泥藍大島」や、焼き物の白薩摩にも使用する白泥を用いた「白大島」、草木染めを施した「色大島」など、それぞれの織元が得意とする技術を活かし、デザインに落とし込みました。

■ ルリカケスの庭

本場奄美大島紬 泥染め 価格:330,000円(税込・特選手縫い仕立て付き)

奄美大島と徳之島だけに生息する天然記念物である美しい鳥「ルリカケス」をモチーフにしました。ルリカケスが福木の木にとまっている奄美では日常的な風景を切り取り、お召になる方に「穏やかな幸せが永続的に訪れますように」という想いを込めました。

ルリカケス(提供:南海日日新聞)

■ 星降る海

本場奄美大島紬 泥染め 価格:330,000円(税込・特選手縫い仕立て付き)

奄美大島の自然を表現した絣文様を「海に降り注ぐ星」に見立てて大胆な斜めのストライプで表現しました。伝統的な3種類の絣文様(ウニ・星・風車)を斜めに流れるように配置し、絣が凛と引き立つデザインにしました。

■ 龍郷

本場奄美大島紬 泥染め 価格:440,000円(税込・特選手縫い仕立て付き)

奄美大島でものづくりをしている前田紬工芸が所蔵する何百という龍郷柄の図案を基に、柄の大きさやバランス、形、色味、細かな部分のデザインにこだわったオリジナルの龍郷柄です。
立体的な美しさ、重厚感はそのままに、様々なスタイリングを楽しんでいたただけるようシンプルに仕上げています。

■ 奄美セイシカ

本場奄美大島紬 泥染め 価格:440,000円(税込・特選手縫い仕立て付き)

絶滅危惧種に指定され、幻の花と呼ばれる「アマミセイシカ」をモチーフにしました。花言葉の「自尊心」から「着る人が自分自身の気持ちや個性を大切に、いつまでも笑顔で過ごしてほしい」という想いを込めています。 泥染めの黒に柄が浮かび上がるように見えるのは、織工の方の丁寧な手しごとによるもので、より美しく立体感のあるデザインになっています。

■ こもれびの森

本場奄美大島紬 白泥染め 価格:440,000円(税込・特選手縫い仕立て付き)

奄美大島の美しいマングローブを下から見上げた時の、こもれびがきらきらと差し込む情 景をイメージしました。やわらかな曲線と、大小の龍郷柄モチーフをアクセントにすることで、淡地でもメリハリのある、上品で華やかな着姿にこだわりました。

■ スタイリング商品

大島紬にグッと映える帯も取り揃えています。

染九寸名古屋帯 更紗 黄色

染九寸名古屋帯 更紗 ベージュ

更紗染九寸名古屋帯
カラー:黄色、ベージュ
価格:77,000円(税込・仕立て付き)

米沢八寸名古屋帯 風ゆら 紺×グレー

米沢八寸名古屋帯 風ゆら 茶×ベージュ

米沢八寸名古屋帯 風ゆら
カラー:紺×グレー、茶×ベージュ
価格:143,000円(税込・リバーシブル仕立て付き)

※商品は全てご予約受注品となります。
一部商品はオンラインストアでのお取り扱いがありませんのでご注意ください

■取り扱い店
きものやまと各店舗
やまとオンラインストア

● やまとの取り組みについて

2023年5月19日(金)に奄美大島は龍郷町と株式会社やまと間で締結したT-SAP協定。奄美大島の歴史・文化の継承と発展、そして島を誇る産業の一つである大島紬の振興および魅力の発信に、官民一体となって取り組むことを確認しました。

左:龍郷町竹田泰典町長、
右:株式会社やまと矢島孝行代表取締役社長

大正6年創業の株式会社やまとでは、これまで展開するブランド全体で少なくとも約10万反以上の本場大島紬を販売し、商品を通じてその魅力を発信してきました。近年さんちでは、作り手の高齢化と後継者不足が深刻な社会問題となっています。唯一無二の緻密な織りの技術と、奄美大島特有の泥や草木による染色など、後世にその技術を継承していくことが重要であると考え、2018年には行政と連携して「本場大島紬技術専門学校」を設置。今もなお運営の支援をしています。

● ブランドについて

■<きものやまと>について
気軽なお出かけ着から、さんちの手しごとを感じる上質なきもの、人生の節目を彩るきものの着付けや撮影、お手入れなど豊富なサービスもご用意しています。お客様の日々ときものがいい出会いとなるよう、心を込めてお手伝いします。

■Instagram
@kimonoyamato