文化事業
さんち・つくり手とともに、きものの未来をつくる
きものは、長い時間をかけて培われてきた技術や知恵、土地の風土、人々の営みから生まれています。
株式会社やまとは、きものをつくり、届ける企業として、全国の“さんち”やつくり手と関わりながら、ものづくりの背景や魅力を伝えています。
一般財団法人きものの森では、“さんち”やつくり手への支援、後継者育成、技術の継承、つくり手同士の交流、和装文化の振興などに取り組んでいます。
株式会社やまとと一般財団法人きものの森は、それぞれの立場から、きものの文化とものづくりを支えています。
株式会社やまとの取り組み
一般財団法人きものの森への支援・後継者育成事業
株式会社やまとは、一般財団法人きものの森の活動を継続的に支援しています。支援は、主に日本各地の産地における後継者育成事業に活用されています。
<現在支援している産地はこちら>
さんちへの支払い早期化への取り組み
和装産地では、技術者の高齢化に加え、長期の手形や「歩引き」に象徴される取引慣行など、資金繰りや事業継続に関わる課題があります。
株式会社やまとは、産地が安定してものづくりを続けるためには、仕入れ代金を早く支払うことも重要だと考え、2017年4月より支払い条件を変更しました。
| 従前 | 変更後 | |
|---|---|---|
| 支払い方法 | 「現金」(70%)または 「60日手形」(30%) | 「現金のみ」 手形払いを全廃 |
| 締め日・支払い日 | 月1回(毎月月末締め、翌月末払い) | 月2回(毎月1日~15日締め:当月末払い/毎月16日~末日締め:翌月15日払い) |
| 支払いサイト | - | 最短15日 |
産地への支払いを早めることで、さんちやつくり手の資金繰りを支え、安定してものづくりを続けられる環境づくりに取り組んでいます。
一般財団法人「きものの森」
きものを支える技術と文化を、次の世代へ
一般財団法人きものの森は、日本の織・染め・きものの縫製・加工技術の伝承と向上を図り、そうした技術によって生み出される布やきものを通して、日本はもとより世界の人々の暮らしを豊かにすることを目的として活動しています。
産地やつくり手への助成、後継者育成、つくり手同士が学び、交流する機会づくり、新たなものづくりへの挑戦、和装文化の振興など、きものを支えるさまざまな活動を行っています。
受け継がれてきた技術や文化を大切にしながら、時代に合わせた新たな可能性を育んでいます。
<主な活動>
1. 日本各地のものづくりに関わる法人、個人が各自連携し、技術の伝承、向上を図るための繋がる場をつくる
会員『全国つくりべの会』に対して、次のことを実施します。
■全国大会
年1回、法人会員代表・リーダー層、個人会員向けに、全国のきものさんちや服地・工芸等のさんちにて開催します。開催さんちの取り組みを学びつつ、ブランディングやマーケティング等の有識者によるリーダー向けセミナーを行ないます。各企業代表やリーダー同士のネットワークづくりの場としても活用します。
■さんちセミナー
年2回、法人会員企業デザイナー・ものづくり従事者、個人会員向けに、全国のきものさんちや服地・工芸等のさんちにて開催します。開催さんちの従事者から技術・工程を学びつつ、各さんちのデザイナー・ものづくり従事者同士のネットワークづくりの場としても活用します。
■支部会
年1回、法人会員代表・リーダー層、個人会員向けに、各さんちにて開催します。当財団の理事長・専務理事を交え、各支部での意見交換会を行ないます。
2. 織、染め、きもの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上に向けた助成
■大島紬技術養成所
奄美・鹿児島両さんちで、年間各10名の大島紬織職人育成を目指すため、大島紬技術養成所を開設。指導者の方の年間報酬の一部を助成しています。
■芭蕉布さんち後継者育成事業
芭蕉布の技術継承を目的に、工房「芭蕉布協働工房ぱちぱち」様への助成を行っています。
3. 新商品開発及び技術革新に対する支援
■日本和文化グランプリ
和文化に携わる国内の企業・団体・個人を対象に、日本が誇る優れたプロダクトを顕彰する「日本和文化グランプリ」への協賛を行っています。
和文化の担い手の持続的な活動を、継続してサポートして参ります。
4. 和装文化振興、活性化活動
株式会社やまとが「きものはすべての人が触れることが出来る、優しく、温かいものであるべき」という理念のもと、2021年より開始・現在は東京都渋谷区と協定(S-SAP協定※1)を締結し共催している「きもの記念撮影会※2」「ハタチ記念撮影会※3」に対して、撮影費用等の助成を行っています。
「きもの記念撮影会」は児童養護施設のお子様ならびに新成人の方々や一人親家庭で育った新成人の方々を、「ハタチ記念撮影会」は障がいを有する新成人の方々を対象にした、きもの撮影会です。
※1 S-SAP協定(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定)についてはこちら
※2 きもの記念撮影会の様子はこちら
※3 ハタチ記念撮影会の様子はこちら
一般財団法人 きものの森(旧:衣服研究振興会)について
- 設 立
- 昭和53年8月通商産業省(現経済産業省)にて認可を受ける。 平成22年5月、一般財団法人へ移行。 平成29年1月、一般財団法人きものの森へ名称変更。
- 当財団の目的
- 一般財団法人きものの森は、日本の織、染め、きものの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上を図り、ひいては、それらの技術を活かして作られた布やきものによって、日本はもとより世界の人々の暮らしを豊かにすることを目的としています。
- 主な活動
- この法人は、前記の目的を達成するため、次の活動を行なっています。
- 日本各地のものづくりに関わる法人、個人が各自連携し、技術の伝承、向上を図るための繋がる場をつくる
- 織、染め、きもの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上に向けた助成
- 新商品開発及び技術革新に対する支援
- 和装文化振興、活性化活動
- 役 員
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代表理事(理事長)
矢嶋 孝行
株式会社やまと 代表取締役社長
専務理事 乃一 勝美 株式会社やまと 顧問
理 事 吉田 満梨 神戸大学大学院 経営学研究科 准教授
理 事 高原 達也 株式会社やまと 執行役員
監 事 小林 修 公認会計士・小林会計事務所 所長
評議員 藤田 浩司 奧野総合法律事務所 弁護士
評議員 矢嶋 孝敏 株式会社やまと 前会長
評議員 飯嶋 薫 株式会社R・B・K 代表取締役