きもののことを知って、
きものをもっと楽しもう!

きもののきほん

きもののきほん

Topic 1. 「そもそも、きものってどんなもの?」

Topic 1.「そもそも、きものってどんなもの?」

 着物はとても昔から、日本人が自分たちの国の「衣装」として着てきた衣服です。世界にはその国独自の「衣装」がありますが、日本では「きもの」がそれにあたります。お洋服と同じように、ふだん着のおしゃれとしてきものを楽しむ人もいるし、結婚式や卒業式など大切な節目の日にだけ着る人もいたりと、いつ着るのかは自由です!
 最近では着物を着て各地をめぐったり、着物を着るためにどんな体験をしようか?と計画して着るなど、「着物を着ること」自体をワクワクする体験として楽しまれている方も多くいらっしゃいます。

お出掛け
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七五三
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結婚式
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Topic 2. 
「きものの仕組みを知ろう!」

Topic 2.「きものの仕組みを知ろう!」

 着物はお洋服と異なり、ほとんどの縫い目が直線によってできているのが特徴です。その構造の特徴から、一度仕立てた後も着る人の体型に合わせてサイズを直したりすることができる、便利な衣服なのです。おばあちゃんからお母さんへ、そのまたこどもへと「仕立直し」をしながら着る方のサイズに合わせて着物を受け継いだり、着物としてたくさん着た後にも座布団など違うものに作り変えて、最後はお手玉の生地にしたり…。一着をとても長く大切に着ることができる、サステナブルな衣服でもあります。

きものを一着つくるには?

 着物は長い一枚の生地からできています。これを「反物(たんもの)」と呼びますが、この反物、幅は約37cm、長さはなんと約12m50cm程のとても長い生地になっています。「じゃあ、この一反から何着の着物ができるの?」とたまに聞かれるのですが、実はこの反物1反で「着物一着分」なんです!あらかじめ反物のそれぞれの箇所が着物のどこにくるのかが決まっているので着物の形に仕立てる際はそこを合わせてハサミを入れ、それらを縫い合わせて一着の着物を仕立てていきます。

きものを一着つくるには?

反物を広げてみると…

 反物のそれぞれの箇所で、着物になった時にどこがどの部分になるのかはあらかじめ決まっています。なので、着物をつくる人はそこをきちんと計算しながら色柄を作っています。下の着物をクリックして、反物のどの場所が着物のどこになるのか?チェックしてみましょう!!

反物図解

きものの構造がわかる「紙工作」

紙工作

着物の仕組みがわかる紙工作。
線に沿ってカットしたり折ったりして
着物の形を作ってみてね。

Topic 3. 
「どんなときにどんなきものを着ればいいの?」

Topic 3. 「どんなときにどんなきものを着ればいいの?」

 着物って「特別な時にだけ着るもの」というイメージがありませんか?もちろん結婚式や卒業式など、ここぞというタイミングで着ることはとっても素敵なことです!
 けれど実は、私たちがいつも着ているお洋服とかわらず、ふだん着のおしゃれとして楽しむのもおすすめです。とは言え、ドレスのような華やかなお洋服を学校には着ていかないのと一緒で、着物もその種類や素材・柄付(がらづけ)によって、式典のような正式な場所に向いているものもあれば、デニムのように普段着として気軽に着ていけるものもあったり…。
 様々なシーンや場所、季節に合わせて着ることで、さらに着物を楽しむことができるのです。

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夏イベント
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