<やまと>ミンサー帯に関する調査266名を対象にアンケートを実施

株式会社やまとは、沖縄の伝統的な織物「ミンサー帯」の魅力を広く伝えるため、5月4日の「ミンサーの日」にちなみ、5月を「ミンサー帯月間」としてさまざまな取り組みを行っています。その一環として、2026年5月2日(土)~4日(月)の3日間、株式会社やまと本社(東京都渋谷区千駄ヶ谷)にて、「第11回ミンサー帯コンクール」を開催しました。会場では、100本のミンサー帯を展示し、来場者による人気投票とあわせて、ミンサー帯に関するアンケート調査を実施。竹富島・石垣島のつくり手によるトークや実演、ものづくりを体験できるコンテンツとともに、多くの来場者がミンサー帯の魅力に触れる機会となりました。


■ アンケート集計結果
集計期間:2026年5月2日(土)~4日(月)
調査方法:アンケート用紙記入
投票人数:266名
展示本数:100本
実施機関:株式会社やまと・一般社団法人きものの森
■ 回答者プロフィール集計結果
性別:女性86%、男性11%、未回答3%
年代:10代以下7%、20代18%、30代12%、40代18%、50代24%、60代以上18%、未回答3%




今回の来場者は、40代~60代を中心に、20代から70代以上まで幅広い年代が参加。ものづくりやきもの文化への関心が高い層を中心に、多世代にわたる来場が見られました。
■ 来場のきっかけ
来場のきっかけとして最も多かったのは「店舗からの案内」でした。次いで、「紹介」「その他」「LINE」「HP・SNS」が続き、既存顧客との接点やスタッフからの案内が来場につながる結果となりました。一方で、InstagramなどSNSをきっかけに来場した回答も一定数あり、ものづくりや体験型コンテンツへの関心が幅広い層にも広がっていることがうかがえます。


■ ミンサー帯に関する認知度・所有状況
ミンサー帯の認知度:「知っている」45%、「持っている」36%、「知らなかった」15%、未回答3%
来場者の約8割がミンサー帯を認知しており、実際に所有している方も3割を超える結果となりました。一方で、「知らなかった」という回答も一定数見られ、イベントを通じて初めてミンサー帯に触れる機会にもなっていたことが分かります。


会場では、100本の帯を比較しながら鑑賞し、つくり手の想いや制作背景を知ることで、「自分が締めるならどれか」という視点で帯を選ぶ姿も多く見られました。


きものを着るシーンとして最も多かったのは「普段着」(33%)で、次いで「ゆかた」(19%)、「仕事」(14%)、「セレモニー」(13%)という結果でした。特別な場面だけでなく、日常の装いとしてきものを楽しむ方が多いことがうかがえる結果となりました。こうした傾向は、日常使いの帯であるミンサー帯との親和性の高さを示しているとも言えそうです。
■ まとめ
今回の「第11回ミンサー帯コンクール」では、100本のミンサー帯を一堂に展示し、来場者による投票を実施しました。会場では、つくり手のメッセージを読みながら帯をじっくり見比べ、「自分ならどれを締めたいか」という視点で投票する姿が多く見られました。また、今年は株式会社やまと本社で初開催した「さんちフェス」内で実施したことで、ミンサー織体験やトークイベントなど、つくり手と直接交流できる機会を設けることができました。単なる展示にとどまらない、“背景を知る体験”の場となったことも大きな特徴です。
来場者からは、
・「つくり手と直接話せて愛着が湧いた」
・「工程を知ることで見え方が変わった」
・「沖縄の風景や空気を感じられた」
といった声が寄せられ、ミンサー帯を“工芸品”としてだけでなく、“日常の装いとして楽しむ帯”として捉える視点の広がりもうかがえました。
2013年より続くミンサー帯コンクールは、今年で第11回を迎えました。来場者一人ひとりの声や投票は、次のものづくりへの大きな励みとなっています。私たちはこれからも、つくり手と生活者をつなぎながら、きもの文化の魅力をより多くの方へ届ける取り組みを続けてまいります。