あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。

第49回目となる今回は、ライター 藤井そのこさんにお話を伺いました。

Q. きものを好きになった、または着るきっかけになった理由がございましたらお聞かせください。

数年ぶりに友人の結婚式へ参列したことがきっかけです。
20代の時に両親が訪問着と帯を仕立ててくれましたが、一度も袖を通す機会がないままいい大人に。
久しぶりの参列でしたし、せっかくならあの時の着物を着てみようとふと思い立ち実家から取り寄せたんですが、帯があまりにも派手＆若い。笑
そこで、THE YARDさんに帯の相談をしに行きました。
元の着物の良さを生かしてくださりながら、冒険心をくすぐる提案に終始どきどき。
着物1枚でこんなに広がるんだと驚きましたね。

Q. THE YARDのきものを纏った時、どのように感じられましたか。

正しく着物を着ることの気持ちよさ、ファッションのように自由であること、その両方が感じられた経験でした。
〝着る〟という行為にも意識が向いたし、最近遊び心みたいなものを忘れていたなと気づいたりも。
この感覚って、どこでも経験できることではない気がします。

Q. きものを着て、どのような時間をお過ごしなりたいですか。

息子の節目には、きっと着物を着ると思います。
目標は日常生活の中でさらりと着ることです。着付け、できるようになりたいなあ。

藤井そのこさん　ご協力ありがとうございました。

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