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つむぎ博 つくり手インタビュー

つくり手インタビュー

さんちのつくり手の方々や、
次世代を担う若き職人たちに、
お話を伺いました。

家族で受け継がれるものづくり

前田紬工芸 前田豊成さん/前田圭祐さん 大島紬
大島紬 前田紬工芸 大島紬 前田紬工芸

機屋として前田紬工芸を約70 年前に創業。現在では希少な一元絣なども制作されたり、創業当初より大島紬らしい絣使いにこだわったものづくりをされています。

左から、前田圭祐さん、前田藍之介くん、前田豊成さん

左から、前田圭祐さん、前田藍之介くん、前田豊成さん

前田豊成さん 大島紬は、人と人をつなぐきもの 大島紬の制作から販売まで行うようになり、リピーターの多さに驚いています。大島紬を着てわざわざ会いに来てくれるお客様もいらして、毎回感動しています。大島紬は、人と人をつなぐ思いや物語があると感じています。 前田佳祐さん 絣の技を未来へつなぐために 大島紬は、奄美の自然や文化、歴史が詰まったもの。過去には、大島紬を簡略化してつくろうとする動きもありましたが、私は自ら締機の職人として携わる中で「絣」の技法を次世代へと必ず受け継いでいこうと強く心に決めています。また、父からは「職人さんを大切にしなさい」と教えられ、その想いに深く共感しています。職人さんが手間ひまをかけて取り組んでいる以上、私たちもその苦労を共にしなければなりません。 前田豊成さん 大島紬は、人と人をつなぐきもの 大島紬の制作から販売まで行うようになり、リピーターの多さに驚いています。大島紬を着てわざわざ会いに来てくれるお客様もいらして、毎回感動しています。大島紬は、人と人をつなぐ思いや物語があると感じています。 前田佳祐さん 絣の技を未来へつなぐために 大島紬は、奄美の自然や文化、歴史が詰まったもの。過去には、大島紬を簡略化してつくろうとする動きもありましたが、私は自ら締機の職人として携わる中で「絣」の技法を次世代へと必ず受け継いでいこうと強く心に決めています。また、父からは「職人さんを大切にしなさい」と教えられ、その想いに深く共感しています。職人さんが手間ひまをかけて取り組んでいる以上、私たちもその苦労を共にしなければなりません。
牧絹織物 牧雅彦さん/牧大雅さん 大島紬
大島紬 牧絹織物 大島紬 牧絹織物

牧絹織物は、昭和32年創業。2代目の雅彦さんは西郷隆盛の妻であった愛加那さんの姪を祖母に持つルーツを持ち、元祖大島紬である「真綿大島紬」の制作を行っています。

左から、牧大雅さん、牧雅彦さん

左から、牧大雅さん、牧雅彦さん

牧雅彦さん 昔ながらの技法「真綿大島紬」を復活 明治末期まで真綿糸を使用した大島紬がつくられていました。平成29 年には「真綿大島紬」の特許を取得。これは私の先祖である愛加那さんが織っていた技法でもあり、その思いを今に受け継いでいます。 牧大雅さん 大島紬の図案師として 大学と大学院でコンピューター系を学んでいたことを活かし、図案のデジタル作成を行っています。図案とは、元の絵や写真から構図を決め、細かく分解して指示書をつくる工程です。現在奄美での図案師は一人なので、できる限り学び、伝えていけるよう励んでいます。父は寡黙なので言葉で伝え合うのが難しいですが、尊敬しており、仕事を通して学ぶことが多いです。 牧雅彦さん 昔ながらの技法「真綿大島紬」を復活 明治末期まで真綿糸を使用した大島紬がつくられていました。平成29 年には「真綿大島紬」の特許を取得。これは私の先祖である愛加那さんが織っていた技法でもあり、その思いを今に受け継いでいます。 牧大雅さん 大島紬の図案師として 大学と大学院でコンピューター系を学んでいたことを活かし、図案のデジタル作成を行っています。図案とは、元の絵や写真から構図を決め、細かく分解して指示書をつくる工程です。現在奄美での図案師は一人なので、できる限り学び、伝えていけるよう励んでいます。父は寡黙なので言葉で伝え合うのが難しいですが、尊敬しており、仕事を通して学ぶことが多いです。
美紀大島 山下竜己さん/山下明希さん 大島紬
大島紬 美紀大島 大島紬 美紀大島

現社長の山下竜己さんのお母様、ミキ子さんが高い技術力を持つ織工をされていたことが創業のきっかけとなり、平成2 年に「美紀大島」を創業。「地空き」や摺り込み技法にこだわり、真摯なものづくりを続けられています。

左から、山下竜己さん、山下明希さん、山下ミキ子さん

左から、山下竜己さん、山下明希さん、山下ミキ子さん

山下竜己さん 家族でつなぐ織りの道 私たちは「地空き(じあき)」にこだわって制作しています。この技法は織りの技術が問われるため、ほんのわずかなズレでも仕上がりに大きく影響します。娘が機織りを始めたいと言ったとき、その大変さを知っている母は一度反対しました。それでも、失敗を重ねながら少しずつ技術を身につけ、今では腕を上げてきた娘の姿を、母も温かく見守っています。 山下明希さん 祖母に学び、技を継ぐ日々 20歳で織りを始め、今年で6年になります。最初は柄を覚えるのが大変で、思うように進みませんでしたが、少しずつスピードも上がってきました。厳しい祖母は、間違いがあればきちんと導いてくれる大切な師匠です。自分で考え、習得していく厳しさもありますが、大島紬の技術をこれからも伝えていきたいと思っています。 山下竜己さん 家族でつなぐ織りの道 私たちは「地空き(じあき)」にこだわって制作しています。この技法は織りの技術が問われるため、ほんのわずかなズレでも仕上がりに大きく影響します。娘が機織りを始めたいと言ったとき、その大変さを知っている母は一度反対しました。それでも、失敗を重ねながら少しずつ技術を身につけ、今では腕を上げてきた娘の姿を、母も温かく見守っています。 山下明希さん 祖母に学び、技を継ぐ日々 20歳で織りを始め、今年で6年になります。最初は柄を覚えるのが大変で、思うように進みませんでしたが、少しずつスピードも上がってきました。厳しい祖母は、間違いがあればきちんと導いてくれる大切な師匠です。自分で考え、習得していく厳しさもありますが、大島紬の技術をこれからも伝えていきたいと思っています。
中安紬機業 中安啓さん/中安善文さん 結城紬
結城紬 中安紬機業 結城紬 中安紬機業

現在親子二代で結城紬の仕事に従事している中川さん親子。きものやまとのオリジナル結城紬にも見られる美しい「ぼかし」を生む技法「間差し込み」の作業を一手に担っています。

左から、中安 啓さん、中安善文さん

左から、中安 啓さん、中安善文さん

中安啓さん 苦労とは思わない手づくりの魅力 家業を継いで53年目になります。織るのは機械ですが、それ以外の工程は手作業で、本場結城紬とほぼ変わりません。ここで失敗すると織るところで大変になってしまうので、細かい部分を失敗しないように気を付けています。オリジナルで作った商品がヒットしているとやっぱり嬉しいです。 中安善文さん 美しいグラデーションを表現する根気と集中力 間差し込みとは、1,360本もの経(タテ)糸が綺麗にグラデーションになる配列を考え、1本1本筬通しする作業です。捕色同士だと色が喧嘩してしまい、ぼかしではなく縞っぽく筋になってしまうのが難しいところです。習得するのに1〜2年はかかりました。今は30分集中して休んで、を繰り返して作業しています。 中安啓さん 苦労とは思わない手づくりの魅力 家業を継いで53年目になります。織るのは機械ですが、それ以外の工程は手作業で、本場結城紬とほぼ変わりません。ここで失敗すると織るところで大変になってしまうので、細かい部分を失敗しないように気を付けています。オリジナルで作った商品がヒットしているとやっぱり嬉しいです。 中安善文さん 美しいグラデーションを表現する根気と集中力 間差し込みとは、1,360本もの経(タテ)糸が綺麗にグラデーションになる配列を考え、1本1本筬通しする作業です。捕色同士だと色が喧嘩してしまい、ぼかしではなく縞っぽく筋になってしまうのが難しいところです。習得するのに1〜2年はかかりました。今は30分集中して休んで、を繰り返して作業しています。

次世代のつくり手たち

締機 岸涼香さん
次世代のつくり手たち 締機 岸  涼香さん 次世代のつくり手たち 締機 岸  涼香さん
はじめたきっかけ はじめて3ヶ月になります。神奈川県横須賀出身なのですが、もともときものが好きできものの専門学校に通っていました。教本に大島紬のことが載っていて、アンティークで大島紬を購入することが多くなり、大島紬に関わりたいという想いが強くなりました。また、実家が野菜農家なので、つくる側になりたいという気持ちが大きかったです。 今後チャレンジしたいこと 締機の工程は、糸を均等に締める必要があり、緩みがあると染料が入ってしまうため、昔は男性の仕事と言われていました。締機の作業は難しいのですが、人手不足なのでチャレンジしています。将来的には染めなど複数の工程が習得できるようになりたいです。 はじめたきっかけ はじめて3ヶ月になります。神奈川県横須賀出身なのですが、もともときものが好きできものの専門学校に通っていました。教本に大島紬のことが載っていて、アンティークで大島紬を購入することが多くなり、大島紬に関わりたいという想いが強くなりました。また、実家が野菜農家なので、つくる側になりたいという気持ちが大きかったです。 今後チャレンジしたいこと 締機の工程は、糸を均等に締める必要があり、緩みがあると染料が入ってしまうため、昔は男性の仕事と言われていました。締機の作業は難しいのですが、人手不足なのでチャレンジしています。将来的には染めなど複数の工程が習得できるようになりたいです。
織り 平さら紗さん
次世代のつくり手たち 織り 平 さら紗さん 次世代のつくり手たち 織り 平 さら紗さん
はじめたきっかけ はじめて3 ヶ月になります。奄美大島出身なのですが、高校卒業後に上京した時、奄美出身だと話すと「大島紬の島だね」と言われることが多く、外に出て初めて自分の出身の島にはすごいものがあるんだ、と気付きました。島に帰るなら機織りをやってみたいと思ったのがきっかけです。 今後チャレンジしたいこと 親方からは、白大島を織れる人が少ないので、白を織り続けてほしいと言われています。白は絣が見えにくく、目を使うので大変ですが、その分やりがいもあります。また、代表的な柄以外にも、色々な柄に出会って、古典柄から最新のものまで幅広く挑戦したいと思っています。 はじめたきっかけ はじめて3 ヶ月になります。奄美大島出身なのですが、高校卒業後に上京した時、奄美出身だと話すと「大島紬の島だね」と言われることが多く、外に出て初めて自分の出身の島にはすごいものがあるんだ、と気付きました。島に帰るなら機織りをやってみたいと思ったのがきっかけです。 今後チャレンジしたいこと 親方からは、白大島を織れる人が少ないので、白を織り続けてほしいと言われています。白は絣が見えにくく、目を使うので大変ですが、その分やりがいもあります。また、代表的な柄以外にも、色々な柄に出会って、古典柄から最新のものまで幅広く挑戦したいと思っています。

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