あるひとときを想起し、思慕の情がわき上がる瞬間が日常には溢れています。
少し手間を有するきものですが、そんな手間を愛しいと感じられたエピソードをお届けします。

第47回目となる今回は、serial number デザイナー　佐々木 圭奈さんにお話を伺いました。

Q. きものを好きになった、または着るきっかけになった理由がございましたらお聞かせください。

日舞の師範をしていた祖母が、きものが好きだった影響で、自宅には綺麗な刺繍の施された帯や染めのきものなど目に触れる機会は多かったと思いますし、幼い頃はお正月など特別なときに母がきものを着せてくれたりもして、窮屈さを感じながらもとても嬉しかった記憶があります。
今でもいわゆるハレの日などにしかなかなか着る機会はないのですが、所作も丁寧になり気が引き締まる感じがして気持ちがいいです。

Q. THE YARDのきものを纏った時、どのように感じられましたか。

今回は春夏のきものということで浴衣を着るのかなと思っていたのですが、ご用意くださっていたのは透け感のある軽やな素材の＜夏きもの＞というものでした。
羽織や下駄、帯留など合わせる小物の色味や素材感によって表情が変わる様子がとても面白く、まさに白シャツのように着るとはこのことだな…と感じました。

Q. きものを着て、どのような時間をお過ごしなりたいですか。

5歳の息子がいるので、これからのハレの日に着ることができたら嬉しいなあと思っています。あとは、まずは着付けをできるようになるとことからですが日常でも普段着のように取り入れられたら素敵だなと感じました。

佐々木圭奈さん　ご協力ありがとうございました。

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