日本古来の伝統技法、注染(ちゅうせん)。その名の通り染料を人の手で注ぎ込んで染めています。
一枚の布をじゃばら状に重ね合わせ、表からと裏からの二度染めることで、裏表なく鮮やかに染まるのが特徴です。今も注染工房では、昔ながらの技法を用いて、多くの工程をすべて職人が手作業で行っています。熟練の職人の手作業だからこそ表現できる、繊細で温かみのあるぼかしやにじみは、他の染色方法では味わうことのできない絶妙な風合いです。今回はそんな奥深い注染の世界をご案内します。

 


作業工程

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①型を置き、糊をのせる
生地の上に型を下ろして、その上からヘラを使って防染糊を置き、 色が入らない部分を防染します。残りの生地を型と同じ長さだけ折り返し、 糊置きの作業を繰り返します。



②糊で土手をつくる
重なった生地を染台に移し、色がはみ出さないように糊で土手をつくります。



③染料を注ぐ
土手の中に染料を注ぎ、コンプレッサーで下から吸引することで重なった生地の下まで染料を浸透させます。この注染ならではの工程で、表裏なく鮮やかに染まります。



④水洗い
防染糊や余分な染料を水でしっかり洗い流します。



⑤乾燥
生地を十分に水洗いした後、脱水機にかけ、吊るしながら乾燥させます。




⑥完成
乾燥後、シワを取り、反物の長さに合わせてカットします。その後一枚ずつ検品し、ゆかたの反物となります。



お手入れについて


着用後
ハンガーにかけて風通しの良い場所で一晩陰干しします。シワが気になる場合は、あて布をしてアイロンを。




〈ひと夏着終わったら〉

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(なお、ご自宅での洗濯は、中性洗剤を使い、必ず単品で洗って下さい。)

 


2018注染ゆかたコレクション

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