Y.&SONS チーフ
小林 理 Kobayashi Satoru
2012年入社、立川ルミネ店配属。メンズきもの専門店Y.&SONS立ち上げのプロジェクトメンバーに抜擢。
現在は同店のチーフとして男性のきものファン増に向けて活躍中。

 

Y.&SONSとは具体的にどのような店舗ですか?
Y.&SONSとは「きものテーラー」をコンセプトに掲げるメンズのきものコンセプトショップです。あまりにも小さいがゆえに黙殺されてきた男性のきもの市場だからこそ、業界のリーディングカンパニーである我々が市場を創造するべきだという、やまとの企業理念である「市場創造」が、店舗の存在意義です。
もう一つ、企業全体のブランディングという意味合いもあります。表参道のラルフローレンや北参道のロンハーマン、原宿のniko andのように、「その店がある」というだけでブランド全体のイメージを引き上げるような、そんな店舗であることが求められます。

チーフとして普段から心掛けていることは?
店長は基本的にマネジメント職です。一般のスタッフは前線で販売するプレイヤーです。チーフは、店長不在時には店をマネジメントする能力が求められると同時に、一般のスタッフに対して全ての面で手本になれるよう、率先垂範で行動していく必要があります。口だけの人間には誰もついてきませんからね。
また、店長とその他スタッフとの橋渡し役としての存在意義もあります。特に入社1、2年目の社員にとって、店長はやはり少々近寄り難い存在です。年齢も経験も、もちろん能力も全然違うわけですから、それは当然のことだと思います。店長に注意されて、必要以上に落ち込んでいないか。疲れていないか。たまには実家に帰ったり、土日休みの友人や恋人とも会えているか?休み希望はちゃんと伝えられているか。絶えず気にしてあげるよう心がけています。
店長が全ての指示を部下に細かく伝えなければならないような店は、良い店とはいえません。また、若手社員がいきなり店長になんでも言ってしまえる環境も、必ずしも良いとは言えないのです。店が円滑にまわるよう、環境を整備することもチーフの役割の一つです。

やまとに入社を決めた理由は?
私は母も呉服屋で勤務しています。母のきもの姿が好きで、自然ときものが好きになり、呉服業界を志望するようになりました。就職活動中に業界内の様々な企業を見ているうちに、やまとの価格のわかりやすさと、価格の安さに驚きました。実際に話を聞いているうちに、産地からの直接買い取りやSPAといった、やまと独自の手法で、旧態依然としたシステムをとり続ける他社とは一線を画していると知りました。
ただ安くして売っているというわけではなく、産地やきものを護るといった理念を具現化すべく行動しているという点に感銘を受けたのです。私は「どうせなら、お客様に嘘偽りなく自信を持って自社商品を提案できる会社が良い」と考えていたので、やまとを第一志望に決めました。

仕事のどんなところにやりがいを感じますか?
非常にクリエイティブな点です。「接客業なのにクリエイティブ?」と思われるかも知れませんが、私たちはお客様に今夏着るTシャツを販売しているわけではありません。A社で買うか、B社で買うかの話ではないのです。「きものなんて全く興味がなかった」という方にご試着をして、喜んでいただいたり、「憧れはあるけど一歩が踏み出せない」という方に、着方をお教えしたり、TPOをご提案したり。お客様の生活に、お出掛けに、きものという選択肢を加えて差しあげることができたら、それほどクリエイティブなことはないと思います。

今後の目標は?
つまらない答えかもしれませんが、今は特に特定の部署・役職に就きたいという願望よりも、「とにかくもっと多くの男性にきものがある生活を知って欲しい」という気持ちの方が強いです。きものを着るという非日常を、日常に取り入れる。その提案がどこまで通用するか、半分意地かもしれません。換言すれば、現状に非常にやりがいを感じています。

 

 

 
INTERVIEW
   
 

Q1.学生時代に力を入れたことは?
レコード蒐集と読書。やまとに入社が決まってからはアパレルでアルバイトを始め、とにかくいろんな年代の人と話せるようにトレーニングしました。

Q2.休日の過ごし方は?
私の場合、休日に一日中家で過ごす、ということは絶対にありません。必ずどこかに出掛け、常にインプットのある生活を心がけています。新規OPENの店や、評判の良い店に行って接客を受けてみたり、顧客様の催されるお花の展示やコンサートを観に行ったり。あとは、お茶を習ったり、今は和裁を習っています。こう書くとまるで公私のないブラック企業の社員のように聞こえるかもしれませんが、100%自分自身の好奇心からそうしています。

Q3.やまとの好きなところは?
明日を見据えた明確なビジョンを持っていること。自社の売上だけでなく、きものの未来を考えていること。やまとが掲げる理念の一つ一つが、私がこの会社で働く上での誇り・自信になっています。

Q4.学生さんに一言
艱難汝を玉にす。正直、うちより楽な会社はごまんとあると思います。でも、こんなにやりがいを感じられる仕事は、そこまでないかも、と思います