お正月にも着られる、
大人の半幅帯スタイル

「きもの1枚に帯3本」と言われているように、帯を変えるだけで着姿の雰囲気はがらっと変わります。「今日はどんな帯にしよう…」と悩むのもきものを着る楽しみのひとつですが、今、半幅帯が人気なのはご存知でしょうか?
半幅帯は袋帯や名古屋帯の半分の幅でつくられている帯のことで、一般的にはゆかたに合わせる帯だったり若い子が結ぶもの、というイメージがあると思います。 でも実は、カジュアルなきものにもコーディネートできて、名古屋帯とはまた違うスタイルのバリエーションがあるんです!今回は半幅帯の特徴と、クリスマスやお正月のお出かけにも着られるコーディネートをご紹介します。

帯結びのバリエーションが豊富

半幅帯は幅が約15~18cm、長さが3m80cm〜4mのものが主流で、その特徴はなんといっても帯結びの種類の豊富さ。しかも名古屋帯や袋帯の太鼓結びに比べて難易度も易しめなものが多く、色んなスタイルに挑戦できます!

カルタ結び

文庫結び(アレンジ)

風船太鼓

こちらはほんの一部ですがどれも雰囲気が変わるので、同じ帯でもTPOに合わせてたくさん楽しめますね。また、帯結びの形にもご注目! 例えば「カルタ結び」は、きもので映画を見に行ったり、バスや新幹線で移動するといったような、長時間イスに座る時にお勧め。帯結びがぺたんとしていて、洋服と同じように背中をぴったりイスに預けられるので疲れません♪

やまと公式サイトやYoutubeチャンネルでは様々な帯結びの手順をご紹介していますので、是非参考にしてみてください!基本の文庫結びを覚えればそこから色んなアレンジが楽しめます。 「動画や写真だけだと不安…」という場合には、やまと各店舗で1回500円できものの着付けや帯結びのレッスンを行う「着付倶楽部」(予約制)を開講していますので、ご興味のある方はお近くの店舗にお問い合わせください。

帯結び講座
トータル着付講座
きものやまとのお店一覧

また、やまと各店舗では半幅帯のワンタッチ帯加工を承っています(全6種類)。帯結びが苦手な方や、お気に入りの半幅結びを手軽に締めたい方にお勧めです! 両面とも柄のある帯の場合、どちらの面を表に出すか指定することができます。

ワンタッチ半幅帯

両面タイプが多く、
コーディネートの幅が広い

半幅帯は両面で柄や色の違うものが多く、その分コーディネートの幅が広がります。 「きもの1着に帯3本」と言いましたが、両面なら半幅帯1本で帯2本分のようなものなので、そう考えると何だかお得ですよね♪

必須の小物が少ない

名古屋帯を結ぶ場合、帯以外に帯枕や帯揚、帯〆といった小物が必要になってきます。 でも半幅帯なら、帯結びにもよりますが基本的に帯1本あれば大丈夫!旅行や外出先できものを着る時に、荷物が少なくて済みます。 もちろんプラスアルファで帯揚や帯〆をコーディネートしても素敵です♪

大人の半幅帯スタイル5選

半幅帯は若い人が締めるもの、というルールはありません。最近は若い方からご年配の方まで、カジュアルなコーディネートで半幅帯を素敵に締められています。 特に注目したいのは、「産地モノの半幅帯」。素材や織り方など、それぞれの産地の特色を活かした半幅帯がつくられています。 実際にやまとの秋冬新作などから、人気の半幅帯スタイルをご紹介していきます!

ハナエモリ × 西陣織帯

西陣織半幅帯 ¥39,000円+税

ミセスに人気のハナエモリシリーズのきものに、西陣織の正絹半幅帯を合わせました。 こちらの帯は三重組織となっており、上経糸と地(下)経糸でベール状の組織を組み、その空間の糸が動きのある表情を出しています。 経糸、緯糸ともに細くて強い強撚糸を使用しており、非常に軽くて扱いやすく、両面タイプでコーディネートしやすいので初心者の方にもお勧めです。 帯結びをお太鼓風の「二筋太鼓」にすることで、とても上品な着姿になりますよね。お花の稽古や歌舞伎鑑賞など、きちっとした気持ちでのお出かけにいかがでしょうか。

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木綿きもの × ミンサー帯

ミンサー半幅帯 ¥29,000+税

古くから普段着として愛されてきた木綿のきもの(モデル着用:久留米絣)に、同じく木綿のミンサー帯をコーディネート。 ミンサー帯は沖縄の石垣島、竹富島、西表島でつくられる織物で、「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」を意味します。 当社のミンサー帯は全て「100%天然染料の草木染め」かつ「手織り」。化学染料には出せない天然染料独特の色味があり、天然だからこそ経年で色が退色するため、どんどん味わいが出てきます。 木綿の柔らかさがナチュラルな雰囲気をつくってくれるので、日常のお出かけにぴったり!「割角太鼓」結びならボリュームもあり、小粋さをプラスしてくれます。

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TAISHOもーど × 桐生織帯

桐生織半幅帯 ¥39,000+税

ミスに人気のTAISHOもーどシリーズのきものに、桐生織の半幅帯を合わせました。 桐生は絹織物だけではなくポリエステルや麻の帯産地としても知られていて、ゆかたに合わせる帯も桐生産のものが多いんです。 こちらの帯は絹50%・麻50%でできており、撚りの強い経糸と麻素材とを織りあげたことで、独特のシャリ感があります。 この絹麻の薄い織物に、ボリュームのある絹糸で刺し子のように文様を織りあげました。絹麻混のため、春から秋まで3シーズン使えます!

レトロモダンで華やかなきものには、「リボン返し」で大人の可愛さをプラス。 この帯結びは簡単かつ両面を見せることができるので、手軽にお洒落さをアップさせることができます♪

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結城紬 × 結城紬帯

結城紬半幅帯 ¥69,000+税

冬の寒さに耐えうる温かな結城紬に、同じく結城紬の半幅帯を合わせました。 結城紬の一番の特徴は、真綿糸の使用です。真綿は柔らかく空気をたくさん含むため温かいのですが、そこから糸を紡ぐことで、素材の良さを損なわない上質な糸ができあがります。 その糸で織りあげたこちらの帯は、結城紬と同じく温かみがあります。経糸を1,500本以上使用し高密度で織り上げているため、一度締めたら着崩れしにくく、しわになりづらいので締めた後も元通りになりやすいのも特徴です。また、結城紬の三大手技のひとつ「間差し込み」によって、織りの帯ながらグラデーションを表現しました。

同じ産地のものを合わせることで色合いだけでない統一感が生まれ、より上質な着姿に仕上がります。冬のお出かけや食事会に着て行きたいコーディネートです!

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EDOもーど × 博多織帯

博多織帯 ¥39,000+税

可憐なカトレアを表現したきものに、博多織の正絹半幅帯をコーディネート。

博多商人の満田彌三右衛門が南宋に渡って持ち帰った織物技法が博多織の起源とされていて、今年は伝来777周年という記念の年です。 博多織は細い経糸を多く使い、太い緯糸を筬(おさ)で強く打ち込み、主に経糸を浮かせて柄を織りだします。生地に厚みや張りがあり締めたら緩みにくいため、昔は重い刀を腰に差す武士の帯として重用されました。 締め心地も良く、締める時に「キュッキュッ」という絹鳴りがします。博多帯などのスッキリした帯には粋な「吉弥結び」がお勧めです!

同じ産地のものを合わせることで色合いだけでない統一感が生まれ、より上質な着姿に仕上がります。冬のお出かけや食事会に着て行きたいコーディネートです!

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いかがでしたでしょうか?今回ご紹介したのは一部だけですが、ゆかただけじゃない、カジュアルきもの×半幅帯のスタイルをお見せできたと思います! 早いものでもうすぐ12月。クリスマスやお正月といったイベントで、是非いろんなコーディネートを楽しんでみてくださいね♪


きものやまとでは、きものを普段着に、普段の生活の中で手軽に着付けを楽しんでいただくためのコンテンツをたくさんご用意しております。「きものブログ」、facebookでは、美術館やイベントといったきもので行きたいお出かけ先、また、Instagramでは、きもののコーディネート等をご紹介しています。こちらも是非参考にしてみてくださいね。

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