ドゥーブルメゾンがある町、神楽坂

この夏、ドゥーブルメゾンのリアルショップがオープンします。今までwebショップと展示販売会で皆さまにお目にかかっていましたが、いつもそこにある場所を作ることになりました。リアルショップの場所は東京・神楽坂。オープンを前に神楽坂の街を紹介します。
 
江戸の風情を残す街 神楽坂


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 神楽坂の地図にある町名を見ると、箪笥町・細工町・納戸町等、古い町名がそのまま残っているところが多く見られます。箪笥町は家具のタンスではなく、江戸幕府の武器をつかさどる具足奉行の拝領屋敷があったところだったり、細工町は江戸城内建物・道具の修理・製作にあたった人たちが住んでいたり、納戸町は将軍の手元にある金銀・衣服・調度の出納係が住んでいました。
 このように主に武家にまつわる町名が多く、ほとんどが武家地で占められていたようですが、赤城元町は赤城神社、津久井町は筑土八幡、若宮町は若宮八幡に由来し、寺社地も存在したことがうかがえます。
 この他にも白銀町・横寺町・袋町・岩戸町等、江戸時代から引き継がれている町名が多く、江戸の町の様子が目に浮かんでくるようです。
 神楽坂は都心から地下鉄で約20分位のところにあり、東京の真ん中とも言える場所なので都市化された近代的な地域ではありますが、町名のとおり江戸の風情を残したところがたくさんあり、きものが似合う町として注目されています。




和と洋の重なる町 神楽坂

 神楽坂の町を歩くと江戸の風情だけでなく「フランスっぽさ」を感じます。それはギャルソンスタイルのホールスタッフのいる本格的なフレンチレストラン、おしゃれなオープンテラスのあるカフェやかわいらしいエントランスのあるビストロが多くあり、目に止まるからかもしれません。
  神楽坂には元々リセ(在日フランス人学校)やフランス国営の旧日仏学院(現在はアンスティチュ・フランセ東京)、フランス語教育に力を入れている暁星学園や白百合学園も神楽坂の近くにあり、その施設で働くフランス人の方々や学校に通う子供の家族が多く住んだことで、フランス人街のようなエリアができたと言われています。その結果、フランス人の方たちが楽しむ、フランス料理店が多くできました。
 またフランス料理というと高級なイメージを持ってしまいがちですが、フランス人の方たちの日常にある、フランスの家庭料理を食べさせてくれる店もたくさんあります。そば粉で作ったクレープのようなガレットを日本で初めて紹介したのもこの神楽坂のお店です。ちょっと敷居を高く感じてしまうフランス料理も気軽に入れるお店があります。

 



フレンチレストランだけでなく、神楽坂には「フランスっぽさ」を感じるところがあります。神楽坂の町は細い路地や坂が無数にあり、個性的な店先をのぞくうちに、風情のある石畳や坂道に出くわすなんてことがよくあります。その石畳や坂道がパリのモンマルトルの坂に似ているとも言われています。
 一方で神楽坂は江戸時代から神楽坂花街として歴史を刻み、浅草、赤坂、新橋、向島、 神楽坂、芳町(人形町)を東京六花街と言われていました。その中で、石畳や狭い路地と 言った花街の風情を最も残したのが神楽坂でした。

 



 このように和と洋がクロスする町、神楽坂をドゥーブルメゾンの店舗の最初の地に選びました。
 ドゥーブルメゾンは洋服感覚のかわいいきものをワードローブに加えることを思い描き、パーティードレスのようにワントーンでコーディネートしたレースのきものや和装にはないカディ織のシルクコットン素材のきものや半幅帯ときものの裾を額縁風にデザインした片貝木綿のコーディネート等、和と洋の垣根を越えて、メゾンに住む女の子のクローゼットから提案しています。和と洋の重なる神楽坂に小さなメゾンのようないつもある場所をつくり、皆さまをお迎えしたいと思っています。

 

神楽坂 きものの似合うフォトスポット

 懐かしさと近代的なところ、和と洋が重なる町、神楽坂にはきものが似合うフォトスポットがたくさんあります。おすすめの場所を紹介します。

 

情緒あふれる兵庫横丁

石畳の路地に老舗の料亭が並び、新宿区のまちなみ景観大賞も受賞しているのが兵庫横丁。戦国時代には武器庫(兵庫)であったことがその名前の由来です。ときどきテレビの撮影スタッフにも出会うような有名な撮影スポットです。

 

 

趣のある石畳とレトロな黒塀が情緒あふれる雰囲気をつくっています。グレーの石畳と黒塀が続く小道はきものをグッと引き立てる、そんなフォトスポットです。

 

「フランスっぽい」カフェやショップ

神楽坂下の近くにある「CANAL CAFÉ」(カナルカフェ)は行列ができるレストランです。お堀に沿ってウッドデッキがあり、パリのセーヌ川のほとりのような開放感があります。エントランスも緑に囲まれ、フォトスポットとしても人気です。

 

 

 

 

 神楽坂の町の中には「フランスっぽい」カフェやショップのエントランスがたくさんあります。せっかくきものでお出かけしたら、神社や日本庭園の和の場所だけでなく、神楽坂の「小さいパリ」を探しも楽しいでしょう。

  ドゥーブルメゾンのある赤城坂

 神楽坂はその名前のとおり、坂道の多い町です。大きな通りから一本入った路地を迷路のように進むといつのまにか坂道を登ったり、下ったりしていることもあります。
  ドゥーブルメゾンのお店ができるのは、この赤城坂です。赤城神社の西のすぐ脇を通る赤城坂は、坂のはじまりにはクリームパンが有名なパン屋さんがあったり、途中にはガラス戸からきれいなお花が見えるお花屋さんがあったり、一日中にぎわっている通りです。

 

 

 赤城坂のすぐ近くにある赤城神社は大変人気のスポットです。江戸時代には徳川幕府によって日枝神社・神田明神と並び、江戸大社の一つとされていた、由緒正しい神社です。
  赤城神社には「岩筒雄命」(いわつつおのみこと)と、「赤城姫命」(あかぎひめのみこと)が祀られています。岩筒雄命は商売繁盛、厄難消除、学問芸術、そして火防の神様として多くの人がお詣りしています。「赤城姫命」は女性の願い事を叶える女神様といわれ、多くの女性が良縁成就、夫婦円満、安産などを願い赤城神社を訪れます。
  赤城神社の社殿は東京駅丸の内のJPタワー(KITTE)や、歌舞伎座と歌舞伎座タワー、六本木サントリー美術館等を手掛けた建築家・隈研吾さんの監修により、2010年に大幅にリニューアルされ、ガラス張りの社殿に生まれ変わりました。
  鎌倉時代の正安2年(西暦1300年)から700年を超える歴史を持つ一方で、モダンでおしゃれな社殿は素敵な空間として、多くの女性が訪れています。

 

ドゥーブルメゾンはこの夏に神楽坂の赤城坂に皆さまをお迎えできるよう、今、準備を進めています。