「ゆかたスタイル教えます!」

 



<Y. & SONS>

ブランドコンセプトについて教えてください。

足立:ずばり、「メンズきものテーラー」です。プレタではなく、全てお客様のサイズをお測りして国内縫製でオーダーメイドしており、2週間で仕立て上がります。和装業界以外からの意見も取り入れて、今までにない新しいきものの提案をするために、アートディレクターには平林奈緒美氏、内装はインテリアデザイナーの佐々木一也氏、バイイングディレクターにはスタイリストの二村毅氏を起用しています。わかりやすいディテールにこだわった不変のかっこよさを発信したい、というのがY. & SONSの考えです。

靴やハットなどのスタイリッシュな小物を置いているのも特徴ですね。


足立:ファッション小物を店内に置くことで、堅い和装のイメージから「ファッション」へと、お客様の認識が変わってくるんです。きものは敷居が高く、どこで見たらいいのかわからない、自分に本当に似合うのかわからない、という声が多くて。
店内に入るとまず、「かっこいいお店だね」と言われます。丸巻のきものが並んでいると生地の販売ですか?と聞かれ、私が「こちらできものにお仕立てします」とお答えして初めてきもの屋だと気づかれる。
ファッション小物はお客様の先入観を解くために必要なアイテムですね。

Y.& SONS店長:足立さん



続いて、今年の夏商品のテーマについてお聞かせください。

足立:今シーズンは「フェス」をテーマにしています。ゆかたというとお祭りや花火大会がイメージされやすいのですが、もっと気軽に楽しんでいただきたくて「フェス」としました。お客様にも馴染みがある言葉だと思うので、ちょっと着てみようかな、と感じてもらえたら嬉しいですね。
また、今年はこれまであまりゆかたで扱ってこなかった素材を取り入れています。ハットやスニーカー、サンダルといった普段使いできるアイテムを合わせることで、より身近に感じてもらえるスタイリングになっています。

キャッチーなテーマで面白いですね。今まで取り扱ってこなかった素材とは何ですか?

足立:例えば綿・竹素材や麻・キュプラ素材などですね。他に洋服の生地をゆかた用に裁断して作るものもあります。

では、おススメのスタイリングの紹介をお願いします。



Border/Redの商品ページへ

Border/Red/39,000円+税(仕立て付)
ハット/14,000円+税

【Border/Red】

足立: テーマの「フェス」がよく表されていると思います。ありそうでなかったボーダー柄で、Tシャツ感覚でお召しいただきたいです。帯や小物の色味もゆかたに合わせてスタイリングしています。ハットにスニーカーでポップなコーディネートにしました。

大胆な柄ですが小物をすべて黒にするとスタイリッシュになりますね。ボーダーが少しずつずれているのもおしゃれですが、敢えてですか?

足立: そうです。テーラー(仕立屋)ですので、仕立て方にはとてもこだわっています。洋服のボーダーと違い、きものの柄出しの際は段をずらすのが一般的なんですよ。洋服の柄を使っていても、和装の柄出しをすることでゆかたらしさを出しています。

 

 
【若冲/軍鶏(しゃも)/Gray】

足立:伊藤若冲は江戸時代に京都で生まれ活躍した絵師として有名ですが、こちらは彼の代名詞とも言える軍鶏を大胆にあしらっています。帯やハットのトーンをゆかたの地色に合わせることで、すっきりと落ち着いた印象を与えるスタイルにしています。

大胆な柄はコーディネートが難しそうですが、ゆかたの地色に小物のトーンを合せるとまとまりますね。

 
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近江/ジャガード/Navy/53,000円+税(仕立て付)
サンダル/26,000円+税

【近江/ジャガード/Navy】

足立: 素材自体が非常に特徴的で、竹繊維が52%入っているので、さらりとしたハリのある触感です。また竹の繊維は細いので光沢感があり、上質な雰囲気も出せていると思います。

ゆかたというより、きもののようですね。

足立: 実際にきものとして着ていただいても良いと思います。このコーディネートは中にバンドカラーのシャツを、足下にはミニマルタイプのサンダルを合わせて綺麗目にまとめています。ゆかたを一枚だけで着るのと違って胸元や足先の素肌を見せないので、表参道を歩いたり、街でショッピングしたり、お昼からのお出かけにもおすすめのコーディネートです。

とっても綺麗でシンプルなのに、足下を敢えて外すところが上級者テクニックですね。

足立: 慣れない下駄とは違い、歩きやすいという点もありまして(笑)。ファッションと実用も兼ねてご提案しています。



ゆかたがシンプルな分、帯が目を引くのですが、何の柄ですか?
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鷹の羽の角帯/23,000円+税

 

足立: Y. & SONSのロゴに使われている鷹の羽を、円を描くように表しました。「高き頂きを羽ばたく」というイメージです。

柄にも意味があって素敵ですね。
男性の着付についてですが、粋にかっこよく着こなすポイントはありますか?


足立: まずは着丈が大事だと思います。短すぎず長すぎない、ちょうどよい着丈で着ると着姿がすっきり見えます。もうひとつは帯の位置ですね。特にゆかたの時期に若い方でよく見かけますが、帯をベルトの位置で締めてしまっている方が多いんです。だから着崩れやすくって、ウエストがきゅっと締まり見た目もあまり良くない。「帯は腰で締める」が一番かっこいいと思います。

かっこいいゆかた男子が増えて欲しいですね。ありがとうございました。


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TEL.03−5294−7521
最寄駅: 東京メトロ「御茶ノ水」駅・JR「御茶ノ水」駅