「ゆかたスタイル教えます!」

花火大会、納涼船、古都歩きやデートなど、夏のイベントにゆかたは欠かせません。
今回は「DOUBLE MAISON」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「THE YARD」「きものやまと」の担当者が、2017年の最旬ゆかたスタイリングを制作秘話と共にご紹介。
コーディネートのポイントはもちろん、こだわりの小物まで、今すぐ真似したくなる情報満載です。ぜひこの夏の参考にしてみてください。

 
2017浴衣スタイル教えます!

<DOUBLE MAISON>

ブランドコンセプトについて教えてください。

大山:DOUBLE MAISONは、きものと洋服のどちらも「身につけるもの」であるという視点から、和・洋をブリッジして自由なコーディネートを提案するブランドです。
おしゃれが大好きな永遠の女の子たちへ夢を共有するクローゼットでありたいと、ディレクターの大森伃佑子さんと共に、“かわいい”を作り続けています。

今年のゆかたはどんなテーマでしょうか。

大山:今年のテーマは「江戸」です。ギンガムチェックの提灯や、海に漂うタコ、波がはねる不思議なカフェオレボウルなど、ユーモアたっぷりのモチーフをアレンジしてゆかたにしました。“江戸っぽい”と“DOUBLE MAISONらしい”のバランスにこだわり、ただかわいいだけじゃない、大人っぽくもお召しいただけるようなデザインになっています。半巾帯と下駄もおそろいで展開していますので、是非フルコーディネートで着ていただけたら嬉しいです。



では、新作のコーディネートについて、おそろいの帯や下駄も併せてご紹介いただけますか。



【ギンガムランタン アッシュ】

大山:ギンガムチェックは、江戸時代には弁慶格子と呼ばれていました。日本でも世界でもずっと愛されているギンガムチェックに、西洋ではランタンと呼ばれる提灯を浮世絵風に染めた、遊び心いっぱいの楽しいゆかたです。帯は同じく新作の『カフェオレボウル』を合わせました。
リバーシブルタイプの帯で、「ギンガム・カフェオレボウル」と「シンプル・レース」の2柄が楽しめます。このコーディネートで使用されている柄は、実は横向きの提灯がずらっと並んでいる姿なんですよ。「提灯を横に並べたら丸みの部分がレース柄みたいでかわいいんじゃない?」という案から生まれました。


【ギヤマン徳利 マロン】

こちらもとても面白い柄ですね。

大山:タコが目を引きますが、よく見ると大きなタコの伸びた足の先に小さな子ダコがぎゅっとつかまっているんです。そこがかわいいポイントで。青海波に隠れたギヤマン(ガラス)の徳利は、数や大きさを何度も調節・修正し、タコとの絶妙なバランスに気を付けました。柄位置にとてもこだわったゆかたです。
色味も、大人っぽく落ち着いた深い海の底のようなブラウンを選びました。素材はしなやかで吸汗速乾性のある東レの「セオα」を使用しています。半衿や帯揚をコーディネートして、夏きもの風にもお召しいただきたい一枚です。

なぜタコと徳利の組み合わせになったんですか?

大山:もともとはタコと青海波だけの予定だったんですが、空間が寂しくて、何か面白いモチーフはないかな、と。タコが泳いでいる姿が、ちょっと酔っているように見えて「江戸だから和のモチーフがいいんじゃない?」と、徳利になりました。

なるほど、「江戸」からきているのですね。

 

【荒ぶるカフェオレ コバルトブルー】

大山:かなりインパクトの強いゆかたです(笑)。アンティーク調の波模様に、ダイナミックなカフェオレボウルがどんぶらこ、と。ボウルの中には今にもこぼれそうな大きな波を描きました。当初はカフェオレでデザインしていたのですが、敢えて波が跳ね上がっている方がよいのでは、となりまして。
帯もこのゆかたに合わせて色を決めているので、セットでお召しいただけたら素敵だと思います。トリコロールになるように配色しているんです。

帯留やシルバーの帯〆がとても映えますね。柄の出方もとても特徴的です。

大山: はい、柄出しにはとてもこだわっています。カフェオレボウルの位置も何度も調整しました。ラインは縦に繋がるように配置し、袖では左右対称になっています。

 

 

 

DOUBLE MAISONは毎年下駄がとてもかわいいですが、何かこだわりはあるのですか?

 

 

大山: 今年は4種類あり、それぞれにイメージをもって制作しました。厚底のシルエットにゴム底の黄色がアクセントで効いている桐下駄は、ぜひ若い方に。すっきりとした籠目の下駄は大人の女性にむけて。低めの底に、側面だけ暗い色にすることで、履いた時に落ち着いたイメージになるように考えています。市松柄の下駄も用意していますので、同じく新作の市松モチーフのゆかたに合わせて履いてほしいです。


脱いだ時にもかわいいところに女子はときめきますよね。下駄が玄関に置いてあったらキュンとしそうです。

 

 



DOUBLE MAISON担当:大山さん

 

大山: 特にそこはこだわっていて、女子の気分があがるようなものを集めました。

また、リバーシブルの帯は、両面全然違う印象ですよね。そこは敢えてイメージをはっきり変えているんですか?

大山: ゆかた1枚1枚に、「このゆかたならこの帯のA面を合わせる!」とすべてコーディネートしてつくっているんです。色味も配置も全部ゆかたに合わせて決めているので、表裏でガラリと違うものが出来ていますね。その結果、同じゆかたが帯のA面、B面とで全く違うスタイルになるんです。

コーディネートも全部大森さんがされているんですか?着た時にかわいく見える、ということに注力しているのかな、と思うのですが。

大山:そうですね。大森さんはスタイリストとして妥協を許さず、着方や見せ方でかわいく見せるということを一番大事にされていますね。

まさに洋服感覚ですね。ありがとうございました。



 
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