「ゆかたスタイル教えます!」

 



<きものやまと>

今年のゆかたのテーマについて教えていただけますか。

小谷:今年創業100周年を迎えるやまとでは、「楽美(らくび)」と題し、「楽しく、美しい」ゆかた提案をしています。
「かわいい」「オトナ」「個性派」の3つのイメージで展開しており、夏しか着られないゆかたをより一層特別にするため、スタイリング小物も数多くご提案しています。

次にスタイリングについてお聞かせください。



【草々(そうそう)「しだぼかし」ピンク】

小谷:「草々(そうそう)」というシリーズは、 植物をモチーフにしたシックな印象の大人ゆかたとして展開しています。麻混の「先染めの生地」を使うことで、柄のない無地の部分にも表情が生まれるんです。

「先染めの生地」とは、どういった生地なのでしょう?

小谷: 生地に使われている糸が違います。白生地は白い糸のみで織り上げますが、先染めの生地は織る前の糸を先に染めるため、上に重ねた柄に奥行きが生まれます。
この「しだぼかし」は、ベージュの生地に大人のグレイッシュピンクを配色し、柄の大きさ、模様の濃さにもこだわって品よく仕上げました。
ゆかたと同様に、質感に柔らかみのある帯を選び、互いを引き立て合うようにコーディネートしています。帯が無地なので、飾り紐をアクセントにしました。

大人の女性に着ていただきたい、上質なゆかたですね。

 

 

 

【Ryo「ぶどう唐草」グリーン】

また印象がガラリと変わりますね、とても涼やか!

小谷: 「Ryo」は、肌に触れるとひんやり感じる、機能性涼感素材のポリエステルを使ったシリーズです。「楽美(らくび)」というテーマには欠かせないシリーズで、洋服のように洗濯機で洗えてシワになりにくく、とてもお手入れがしやすいんです。涼しさはもちろん、綿や麻にはない、落ち感のあるシルエットや発色の良さが特徴です。
きものやゆかたの柄としてはオーソドックスなぶどう唐草ですが、絶妙な配色がとても新鮮で、周りと差をつけられると思います。ゆかたの透明感にとけこむ淡いブルーの帯にきらりと光る帯留で、涼しさを演出しました。

 

 

 

【J-trad注染「フォレスト・ローズ」青】

小谷: 「J-trad」は注染染めのオリジナルシリーズです。注染とは、糊で防染し、たたんだ生地の上から染めたい部分にのみ染料を注ぎ込む伝統的な技法です。白生地に染料をたっぷり染み込ませるので、色を生地に乗せて柄をつける一般的な「捺染(なっせん)」という技法よりも、色が深くて鮮やかなのが特徴です。
「フォレスト・ローズ」は、爽やかな配色の葉っぱと花柄のゆかたです。手作業だからこそできる柔らかいグラデーションがポイントで、まるで木漏れ日に揺れているようですよね。
柄に負けないよう、赤の帯を合わせて、個性とゆかたらしさを引き出しました。


 


小谷さんが今日着ているゆかたもマリンテイストでとても可愛いですね!
それはタコですか?


小谷:そうなんです。タコの口が一番気に入っているんです。(笑)
ちゃんと足も8本あるんですよ。

他にもいろんなモチーフが散りばめられていますね。
帯留もとても可愛いです。


小谷:これは琉球ガラスを使っているのですが、帯留としてゆかたのコーディネートに取り入れるのは新鮮ですよね。透明感のある素材を取り入れると夏らしくなります。


商品担当:小谷さん

 

清涼感があって今日のコーディネートにぴったりですね。アクセサリー感覚で取り入れられるのも嬉しいです。
帯留も含めて、今年は特に小物にも力を入れているそうですね。


小谷:はい、今年はゆかたの品ぞろえに合わせて、帯やスタイリング小物も豊富にご用意しています。
特にご紹介したいのが、刺繍を施した麻帯です。やまとでは麻帯が人気なのですが、オリジナルの刺繍を入れてもらったんですよ。柄は「お魚×ヨット」と「ネコ×いかり」で夏を連想させる2タイプ。
ぜひ、たれの部分に刺繍が出るように結んでいただきたいです。前太鼓は無地になっていますので、先ほどの琉球ガラスの帯留をコーディネートすれば、アクセントになってより素敵な着姿になると思います。

バッグのラインナップもとても可愛いと思いました。

小谷:例年人気のアタバッグに加え、ラタン(籐)バッグを多様なバリエーションで取り揃えました。特に大きなリボンのラタンバッグがおすすめです。使い勝手がとてもよく、可愛い見た目なのに大きく開き、たくさんモノが入るんですよ。お洋服でのお出かけにも使っていただけるアイテムだと思います。



刺繍の麻帯/16,900円+税

 


リボンのラタンバッグ/14,900円+税

 

ゆかた用のバッグって小さいものが多くて、女性は荷物が入りきりませんよね。可愛さと実用性も兼ね備え、さらに日常的に使えるって、最高ですね。 ありがとうございました。