「ゆかたスタイル教えます!」





<KIMONO by NADESHIKO>

ブランドコンセプトについて教えてください。

佐藤:ファッションを楽しむ20代の女性が、きものに出会ったことで少しだけ日常が変わる、そんな些細な変化を起こすきものライフ提案を目指しています。フォーマルに華やかなきものを誰かに着付けてもらうことも特別な気分になりますが、休日に少し時間をかけて自ら着付をしてみる、そしてちょっとドキドキしながら街に出掛けてみる、というファッション本来の楽しさをきもので体感してほしいと思っています。

ファッションとして若い方にきものやゆかたを着ていただきたいですね。今年の夏の新作はどのようなイメージで決められたのですか?




KIMONO by NADESHIKO担当:佐藤さん

 

佐藤: 今年は「シロップ」というテーマで商品をつくりました。SNSの影響かもしれませんが、イマドキ女子はロールキャベツ男子、マカロンカラーなど食べ物で例えたがる傾向にあると思います。食べ物を使った表現は、どんな方もイメージの共有をしやすく、親しみを感じられると考えました。そこから、「シロップ」という言葉が持つ、かき氷のようなカラフルさ、液体の滑らかさや透明感、フルーツのジューシー感など、広がりもあって夏らしいテーマに辿り着いたんです。

「シロップ」というと、カラフルでワクワクする感じがしますね。ではスタイリングについて教えてください。


 
【オリエンタルガーデン】

佐藤: 強いトーンのグラデーションで、どこかアジアの薫りを放つあじさい柄が印象的な一枚です。インディゴデニムのような濃紺の帯には、リボンのように斜めにオリオン座が輝き、カラフルなターバンも加わり、異国の夜を感じさせます。黄緑は洋服では着ない方が多いかもしれませんが、ゆかたならではの着こなしでチャレンジしてほしいです。

確かにオリエンタルな雰囲気ですね。ペディキュアを合わせても可愛い。普段使っているバッグも合いそうです。


佐藤: ポップでカラフルな小物合わせが楽しいと思います。今流行りのバケツバッグでも可愛いですね。

【花笑(はなえみ)】

先ほどと違ってゆかたらしいレトロな雰囲気ですね。

佐藤: にっこりと笑っているようなお花たちに、赤・黄・青の三原色で表情をつけました。カラフルでありながら、肌に馴染むピンクベージュや深い納戸色でアクセントをつけています。
「花笑み」という言葉自体に、 “咲いた花のような華やかな笑顔”という意味があり、着た人が笑顔になってくれるような楽しい色柄を目指しました。合わせる帯によって、可愛くも大人っぽくも着こなせます。

柄は何の花ですか?

佐藤: 万寿菊です。白抜きの部分が口に見えて、笑いながら咲いているようですよね。

 

【小千谷縮 薄荷(はっか)みるく】

こちらの小千谷縮はクールですね。

佐藤: 小千谷縮の上質な麻だからこそ実現できた、研ぎ澄まされたブルーが夏らしい一枚です。縞柄に同色の斜めストライプの帯を合わせ、色をまとめることで清涼感のあるコーディネートに仕上がりました。半衿を出して、帯揚、帯締をして足袋を履くと夏きものとしても楽しめます。

小千谷縮は淡い色のイメージがあったのですが、ハッキリしたブルーは珍しくて素敵ですね。

佐藤: こういうパキッとした色を綿やポリエステルで出すと発色が良すぎてチープに見えてしまうんです。麻のシボ感が大人っぽさや上品なイメージを出してくれています。

「薄荷みるく」のネーミングも可愛いです。佐藤さんが付けたのですか?

佐藤:そうなんです。「薄荷みるく」は氷菓をイメージしているので、特に透明感を感じさせる着こなしにしています。

 

 

 


上:水引のバレッタ/6,000円+税
下:帯留/5,500円+税

根付や帯留も可愛いですが、小物も全てKIMONO by NADESHIKOオリジナルなのでしょうか。

佐藤: はい、全部で3つのブランドにお願いをして、オリジナルでつくっていただきました。みなさん、ものづくりに妥協しないブランドだったので、使用時の立体感や使いやすさなど女性目線でつくってくれました。

この帯留は水引ですか?和のイメージがモダンに表現されていますね。

佐藤: そうです、糸を巻いた水引を使用しているので光沢感があるんです。お揃いでバレッタもつくってもらいました。

小物も含めて、カラフルで可愛いスタイリングですね。ありがとうございました。